札幌市の病児保育
2025-03-14 16:32:21

札幌市の病児保育が進化!新サービス「あずかるこちゃん」で予約が簡単に

札幌市の病児保育が進化!新サービス「あずかるこちゃん」の導入



北海道札幌市では、病児保育室における予約サービス「あずかるこちゃん」が2025年4月1日から導入されることが決定しました。このサービスの導入により、札幌市内の全7か所で、保護者がスマートフォンやウェブを通じて、病児保育の予約を簡単に行えるようになります。これにより、病児保育の利用がこれまで以上にしやすくなり、保護者の負担が軽減されることが期待されています。

背景と課題



札幌市の病児・病後児保育サービスは、多くの働く保護者にとって必要不可欠な存在でありながら、その利用手続きの煩雑さが長年の課題として指摘されてきました。これまで保護者は事前に登録書を郵送し、利用時には電話で空き状況を問い合わせる必要があり、その手間が利用のハードルを上げていました。

一方で、病児保育施設も電話受付や紙ベースの事務作業に追われ、結果として当日キャンセルによる空きスペースを有効利用できないという非効率が生じていました。このような状況に対処するため、札幌市は「あずかるこちゃん」の導入を決定したのです。

あずかるこちゃん病児保育とは



この新しい予約サービス「あずかるこちゃん」は、保護者が病児保育室を簡単に予約できるツールで、LINEやウェブを通じて利用可能です。特別なアプリのダウンロードは不要で、ブラウザからアクセスするだけでサービスを利用できます。このシンプルさは保護者にとって使いやすいメリットとなり、施設側も事務作業から解放され、保育に専念できるようになります。

札幌市長のコメント



秋元克広市長も、「働きながら子育てをする家庭が安心して利用できるよう、病児保育サービスの拡充に尽力してきた。今回の「あずかるこちゃん」の導入により、利用しにくさが解消され、市民が気軽に利用できる選択肢が増えることを期待している」と述べています。

利用状況の現状



さらに、2018年に実施した調査によれば、全国の子育て中の女性の88%が病児保育を利用した経験がないことがわかりました。その多くが、手続きの煩雑さにより利用をためらっているという実態があります。

あずかるこちゃんは、こうした問題を解決し、保護者と病児保育室が簡単に繋がれる環境を提供します。これにより、保護者が必要なときに病児保育を利用しやすくなることを目指しています。

まとめ



株式会社グッドバトンが手掛けるこのサービスは、全国296の施設、24の自治体で導入が進んでおり、登録児童数は183,548人、累計予約数は636,417件を突破しています。今後の導入によって、より多くの保護者が利用しやすくなることが期待されており、各面から病児保育の質が向上することでしょう。

詳細については、公式ウェブサイト あずかるこちゃん をご覧ください。

健康で楽しい子育てを実現するために、病児保育が一層充実していくことを期待しています。


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