国際学会が札幌で
2025-11-25 11:14:28

29ヶ国から集結した医療と食品の国際学会が札幌で開催されました

29の国と地域から集まった医療と食品の国際学会



2025年11月8日と9日、札幌市のグランドメルキュール札幌大通公園で、第33回統合医療機能性食品国際学会(ICNIM)が開催されました。この学会は、日本を含む29の国と地域から421名が参加し、グローバルな医療と健康の最新動向が話し合われる重要なイベントとなりました。

基調講演のハイライト



基調講演には、世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関からZdenko Herceg博士が登壇しました。彼の講演は「がんとエピジェネティクス」というテーマで、がん治療と予防の進歩に寄与するメカニズムについて触れました。この内容を通じて、学会参加者は機能性食品がどのように医学の発展に寄与できるか、興味深い洞察を得ました。

公開シンポジウム「がん予防とエピジェネティクス」



学会の一環として、一般公開されたシンポジウム「毎日のくらしでできる 遺伝子レベルでがん予防」も行われ、326名の一般参加者が集まりました。シンポジウムでは、遺伝子と予防医学に関する有識者によるプレゼンテーションが行われ、特に日常生活における食事や運動がどのように遺伝子に影響を与えるかが議論されました。

シンポジウムの参加者は、エピジェネティクスの基礎やがん予防技術について深く理解する機会を得ることができ、多くのアンケート回答者から「日常生活に役立つ知識が得られた」との声が寄せられました。

機能性食品の新たな研究成果



ICNIMでは、68の研究テーマが発表され、機能性食品の医療への応用に関する新たな成果が紹介されました。中でも、アメリカのオハイオ州立大学から参加したJonathan P Butchar 准教授の発表は特に注目を集め、AHCC®(担子菌培養抽出物)が白血病治療において従来の治療法との併用が有効であることを示しました。この発表は今年の優秀研究報告賞を受賞することになりました。

未来への期待



統合医療機能性食品国際学会は、医療の可能性を広げるために年々進化しています。参加者同士のネットワーキングだけでなく、新しい科学的知見や研究成果が生まれる場として非常に価値があります。これからの医学における機能性食品の役割がますます注目されることが予想され、私たちの健康と生活の質を向上させる鍵となるでしょう。

総じて、今回の年会は国際的な関心の高まりを象徴するものとなり、多くの方々にとって有意義な情報の交換や学びの場となりました。今後の進展も見逃せません。


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