レポサク新機能
2025-06-30 15:14:27

農業DX『レポサク』に新機能追加!衛星データで収穫支援の最前線

農業DX『レポサク』に新機能が登場



エゾウィン株式会社が提供する農業DXシステム『レポサク』に、衛星画像を活用した新機能「NDVI(植生指数)解析」が追加されました。この機能は、一部の顧客に対して限定的に提供されており、高精度なGPSと衛星データを組み合わせ、収穫作業の効率を大幅に向上させることを目的としています。

機能追加の背景


農業において収穫作業は作物の品質維持のため、特に天候の影響を受けやすい短い時期に集中して行われます。このため、計画的な作業が不可欠ですが、これまでの現場ではいくつかの課題が存在していました。

まず、作物の成熟度に基づく収穫の優先順位を決める際、多くの場合が現場管理者の経験と直感に依存しており、そのために属人的な判断がなされることが多いのです。このような判断基準の共有が難しく、結果的に効率的な作業を妨げてしまいます。

さらに、事務所で作成した計画を現場で作業する多くの車両に伝達する際、無線通信が頻繁に必要となり、混線や誤解を招く可能性がありました。これにより、意図した通りに作業が進まない場面も多く見受けられました。

新機能による変革


今回追加された「NDVI(植生指数)解析」機能は、準天頂衛星みちびきのCLASに対応した高精度GPSと、衛星から取得した生育解析データを結び付けるものです。

【計画段階の変化】


衛星が観測したNDVIによって圃場の生育状況を地図上で色分けすることで、作物の成熟度が直感的に把握できます。これにより、管理者は経験に頼ることなく、データに基づいて収穫の順序を合理的に決定できるようになります。

【実行段階の変化】


現場で作業を行うオペレーターはスマートフォンを使って、生育状況マップと自らの進捗データを重ね合わせることができ、計画と進捗の一目での確認が可能となります。このデータに基づく可視化により、関係者全員が明確に作業を進行できるようになります。

限定提供と今後の展開


この新機能は、2025年の収穫シーズンに向けて、一部顧客に対してテスト提供が行われます。その間、現場からのフィードバックをもとに、さらなる改善を進めていく予定です。

興味のある方は、ぜひお問合せを通じてさらなる情報を得てみてください。

『レポサク』の特徴


  • - 高精度な作業記録: 準天頂衛星のGPSロガーにより、誤差12cmで位置情報を記録します。オペレーターの手を煩わせることなく、自動でデータが取得されます。
  • - リアルタイムな進捗把握: 数十台分の車両位置や圃場の進捗をリアルタイムで地図上に表示し、無線連絡の負担を軽減します。
  • - 運用改善と技術継承: 日報や稼働データの分析を通じて、車両やオペレーターの最適化を推進するとともに、熟練者の知識を次の世代に継承します。

エゾウィン株式会社の概要


エゾウィンは2019年に設立され、北海道東部に本社を構えています。農業のデジタル化を通じて、日本の食料生産を支えることを目指しています。いくつかの賞を受賞しており、今後も新しい取り組みを続けていきます。


画像1

画像2

画像3

関連リンク

サードペディア百科事典: 農業DX エゾウィン NDVI解析

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。