耐震性能向上
2025-06-13 11:24:15

FPウレタン断熱パネルがもたらす耐震性能向上の成果とは

FPウレタン断熱パネルがもたらす耐震性向上



近年、住宅の耐震性能に対する関心が高まっています。北海道に本社を置く株式会社FPコーポレーションが提供する「FPウレタン断熱パネル」(以下、FPパネル)は、その効果を実証するプロジェクトに乗り出し、木造住宅の耐震性能向上に寄与していることが確認されました。この取り組みは、木造住宅の構造設計の専門家である株式会社M’s構造設計との協業によるもので、耐震性能の向上に関する具体的な成果も明らかになっています。

FPパネルについて



FPパネルは、自社の工場にて木枠に独自の硬質ウレタンフォームを注入して製造されます。この断熱材は、内圧により隅々まで均一に広がり、木枠と完全に一体化することで、優れた断熱性を持つと同時に耐震性能の向上にも寄与します。日本の住宅に求められる断熱性能と耐震性能を併せ持つこの製品は、多くのユーザーに支持されています。

取り組みのフェーズと実績



本プロジェクトは、耐震性能向上のための活動を三つのフェーズに分けて行っています。第一段階では、FPパネルの耐震性能に対してどれだけの余力があるかを調査しました。これは、設計上の耐震性能に加え、FPパネルの実際の強度を加味した「実態性能」の提示に至りました。

検証の結果、耐震性能の向上は実際に確認され、長野県や千葉県、香川県の複数の住宅からデータを集めたところ、耐震等級3に該当する物件から抽出された壁量充足率が1.19倍という数値を示しました。これにより、耐震性能は1.78倍に向上したとも解釈できます。また、平均値に基づくと1.92倍という高い耐震性が確認されました。

FPパネルの実績と今後の展開



2025年にFPパネルが誕生40周年を迎え、このタイミングで新たなリブランディングを施しました。住宅が住みやすさや安全性を提供するだけでなく、家族の命を守る使命を持つことを強調しています。この取り組みに関する詳細や、FPパネルの耐震性能についての情報は、YouTubeにて公開された対談動画を通じて確認することができます。

考案者の佐藤実氏との対談では、日本の住まいにおける耐震性の重要性についても語られており、今後さらなる成果が期待されます。

最後に



FPコーポレーションの取り組みは、地域や家族の安全を守る重要な役割を果たしています。これからもFPパネルの技術が多くの住宅に浸透し、一人でも多くの方々が安心して住むことができる住環境が整うことを期待しています。さらに詳細な情報は、公式ウェブサイトにてご確認ください。


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