訪問看護に革命をもたらす電子カルテ『iBow』のSDS公開について

株式会社eWeLLは、訪問看護向け電子カルテ『iBow』の新たな取り組みとして、医療情報システムのセキュリティ対策状況を開示する「SDS（サービス事業者による医療情報セキュリティ開示書）」を2025年9月より公開すると発表しました。このセキュリティの透明性が、在宅医療の質を一層向上させることに寄与することが期待されています。

医療情報を取り扱う訪問看護のセキュリティ課題

在宅医療の普及が進む中で、訪問看護は患者の生活に密接に関与する重要な役割を果たしています。しかし、その中で医療情報の管理がセキュリティ上の課題となることがあります。特に、訪問看護ステーションは医療情報システムの安全管理に関するガイドラインにも則って、取り扱う情報の安全を確保する責任があります。

厚生労働省が策定したガイドラインにおいても、訪問看護ステーションは医療機関と同様に扱われており、患者のプライバシーを守るための厳格なセキュリティ対策が求められています。この点が、訪問看護業界での意識を高めていく必要がある課題です。

SDSがもたらす信頼性の向上

SDSとは、医療情報システムの提供事業者が自身のセキュリティ対策を開示するための仕組みを指します。このシステムにより、事業者は自社のセキュリティについて透明性を持ち、比較可能な形で提示できるため、事業者間での選定基準が明確になります。

訪問看護に携わる事業者は、SDSを活用することで限られたリソースの中でも、最適なリスク評価が行えます。これにより、利用者の情報を守るための適切なサービスが選択される環境が整います。

利用者と事業所を守るための適切な選択

現在、市場には多くの訪問看護向け電子カルテが存在していますが、そのすべてが必要なセキュリティ要件を満たしているわけではありません。システム提供者が法令やガイドラインを遵守し、利用者の情報を保護する強い意志を持っているかどうかは、選定時に極めて重要です。

そこで、eWeLLが公開するSDSは、事業者が信頼できるサービスを選ぶ手助けとなります。訪問看護に従事する方々が安心して業務に専念できる環境を整えることが、看護の質向上にとっても不可欠です。eWeLLは、機能面だけでなくセキュリティの面でも厳格な基準で体制を整え、透明性を提供することが重要な役割だと考えています。

この取り組みを通じて、eWeLLは在宅医療のプラットフォーマーとしてさらなる成長を目指し、持続的な地域医療の実現に貢献していく方針です。

eWeLLのミッションと今後の展望

「ひとを幸せにする」をミッションに掲げるeWeLLは、在宅医療分野でのDX推進を通じて、医療従事者の業務効率化と患者のQOL向上を図っています。訪問看護向けの電子カルテ『iBow』や地域医療リソースの最適化を結びつけたサービスを提供することで、全国の医療従事者と患者に対し、インパクトのある支援を続けています。

今後も、eWeLLは最新の技術とサービスを駆使し、地域医療の一翼を担う存在であり続けることを目指して邁進していきます。