浮世絵の魅力を体感!「KUNIYOSHI IMMERSIVE ART」展
2025年4月25日から6月15日まで、札幌の北海道立近代美術館で「KUNIYOSHI IMMERSIVE ART(国芳 イマーシブアート) in 歌川国芳展」が開催されます。このイベントは、北海道新聞社とNHK札幌放送局が企画する「浮世絵スーパークリエイター 歌川国芳展」の一環として行われ、浮世絵師・歌川国芳のエッセンスを体感できる特別な機会です。
この展覧会では、国芳が描いた代表作「宮本武蔵の鯨退治」や「相馬の古内裏」を含む、50点以上の浮世絵が立体映像として展示されます。3DCGアニメーションとプロジェクションマッピングを駆使して、まるで浮世絵の中に入り込んだかのような感覚を体感できます。このデジタルアートミュージアムは、視覚的な驚きと共に、国芳の作品の新たな魅力を引き出しています。
歌川国芳の多彩な作品群
浮世絵の巨匠・歌川国芳(1797-1861)は、江戸時代後期に活躍し、「武者絵の国芳」と称されるほど武者絵に秀でた作品を数多く残しました。しかし、国芳の才能はそれだけにとどまらず、戯画や美人画、さらには歴史画や風景画など、多岐にわたるジャンルで作品を手掛け、その様式に西洋技法を取り入れるなど、常に革新を追求していました。
本展では、約200点の作品が展示され、国芳の多彩な世界を堪能することができます。特に、彼の持つ斬新な発想とユーモアは、作品を通じて多くの観客の心を魅了し続けており、近代浮世絵の新たな息吹を感じることができるでしょう。
特別講演会も開催
また、本展の開始日である4月25日(金)には、北海道立近代美術館の講堂にて特別講演会「メイキング・オブ・国芳イマーシブアート」が開かれます。この講演会では、株式会社一旗の代表取締役で、本展のプロデューサーである東山武明氏が、イマーシブアート制作の裏側や目指したコンセプトについて語ります。こちらも入場無料ですが、観覧券が必要です。
展覧会の詳細情報
開催日時
2025年4月25日(金)〜6月15日(日)
9:30〜17:00(最終入場16:30)
月曜日定休(ただし5月5日を除く)、5月7日(水)休館
会場
北海道立近代美術館(札幌市中央区北1条西17丁目)
料金
当日料金は一般1700円、高大生1000円、中学生700円、小学生以下は無料(要保護者同伴)。前売り券はお得な割引が適用され、前売券は道新プレイガイドやセイコーマートなどで購入できます。
主催者
本展は北海道新聞社とNHK札幌放送局の主催で、アートワンが企画協力を行っています。
浮世絵の新たな可能性を感じさせる「KUNIYOSHI IMMERSIVE ART(国芳 イマーシブアート) in 歌川国芳展」。浮世絵の魅力にどっぷり浸って、この特別な展示を心ゆくまで楽しんでみてはいかがでしょうか。ぜひ、画廊に足を運んで、その目で確かめてください。