デンマークの名ブランド『eilersen』が130周年を祝う
2025年7月4日、東京の国際文化会館にて、デンマークの高級ソファブランド『eilersen(アイラーセン)』の創業130周年を祝うアニバーサリーパーティーが開催されました。主催は、日本総輸入代理店を務める株式会社アクタスが行いました。
130年を共にしたパートナーシップ
アクタスとeilersenの関係は、1990年代に始まります。若きCEOアンダース・アイラーセン氏が自社製品の魅力を語る中で、最初の取引がスタートしました。アクタスにとって高級ソファの販売は新たな挑戦でしたが、スタッフは一丸となってその道を切り開き、今ではeilersenはアクタスにとって欠かせないパートナーとなっています。
国際文化会館での祝宴
歴史的価値を持つ国際文化会館が会場に選ばれました。この場所は、日本の戦後建築界を代表する三人の巨匠による設計で、その美しい日本庭園がeilersenの伝統と調和する絶好の舞台です。
菅義偉元首相も訪れたこのアニバーサリーパーティーでは、無数のゲストが130年間の歴史を称えました。
特別なソファで迎えた祝宴
パーティーの幕開けを飾るのは、京都西陣織のアンティーク生地を使った2台の特別モデルソファでした。あふれるデザイン性と温かみが、参加者にその魅力を伝えました。
その後、CEOアンダース氏は、eilersenのスタートから現在に至るまでの物語を披露しました。特に彼の曾祖父が貴族のために馬車を製造していた歴史を語り、その精神がブランドに息づいていることを語りました。
旭川市に新工場設立の発表
後半のハイライトとして、彼は北海道旭川市に新工場を設立する計画を発表しました。旭川市は、木工産業の伝統が息づく町として選ばれました。この工場は、小中学校の校舎と体育館をリノベーションして利用され、今後新たな職人が生まれる場になるでしょう。新工場では、2026年夏以降に“Made in Japan”のソファを提供する予定です。
驚きのサプライズ
パーティーのフィナーレでは、アクタスからアンダース氏へのサプライズとして、特別なフォトアルバムが贈られました。これは、eilersenを愛用する52組の家族の写真とメッセージで構成されたもので、感動的なエピソードが語られました。
「ものづくりへの愛情と誠実さが、暮らしを豊かにする」というアクタスの信念を象徴するこの瞬間は、参加者全員の心に深く刻まれました。
未来への期待
アクタスは、今後もeilersenと強固なパートナーシップを結び、質の高い製品を提供し続けていくことを誓っています。140年、150年の未来も、関係者と共に迎えられることを楽しみにしています。また、2025年秋以降には、同パーティーでお披露目した西陣織りの特別モデルを一般公開する予定となっています。
まとめ
eilersenの130年間の歴史を振り返り、その伝統や未来への取り組みを感じることができたこのアニバーサリーパーティー。デンマークから日本へ、手仕事による心温まるソファが、これからも多くの人々の生活を豊かにしてくれることでしょう。