札幌の高校生が制作したアートの魅力
2025年に開業予定の「コンフォートホテルERA札幌北口」では、地域との共創が新しいホテル体験を形作ります。その一環として、10月19日、札幌の市立藻岩高等学校で「ボタニカルペイントアート制作ワークショップ」が開催されました。この取り組みは、北海道の美しい自然と都市の調和を表現する試みで、多くの注目を浴びています。
ワークショップの概要
本ワークショップには美術部やデザイン系の進学を目指す生徒たち12名が参加しました。彼らは、札幌の草木や自然をテーマにしたアートを制作し、その過程を通じて地域の魅力を再発見しました。監修には、岐阜県で「和ごころ農園」を営む伊藤和徳氏と、「里山デザイン工房 つむぐ手」の伊藤純子氏が参加し、植物の取り扱いや構図の工夫を指導してくれました。
自由な感性と色彩の発見
ワークショップの冒頭では、参加者が札幌の魅力を言葉と色で表現するための発想ワークが行われました。生徒たちは、景観や文化、食など、札幌に関する様々な要素をキーワードとして挙げ、そこから感じた色を選ぶ作業を行いました。48色のカラーカードの中から選ばれた6~8色の組み合わせが、アートへのイメージを広げる手助けをしました。
アート制作のプロセス
制作テーマは「都市と自然の調和」でした。生徒たちは自分の周りから集めたカエデやイチョウなどの素材を活用し、植物に色を付け、用紙にスタンピングする工程で作品を作り上げました。生徒たちの手によって生み出された作品は、宿泊者に札幌の自然や美しさを感じてもらうことを目的にしたものです。
完成した76枚のアート
約8時間のワークショップの結果、76枚の個性豊かなアート作品が完成しました。各作品は一つひとつ異なる表情を持ち、生徒たちの感性が詰まった作品となっています。参加した生徒たちも、自分たちの作品がホテルという新しい空間で生かされることに胸を躍らせていました。彼らは「宿泊者がこのアートを見てリラックスして過ごしてほしい」との思いを語りました。
地域との共創による新しい体験
今回の取り組みは、コンフォートホテルERA札幌北口が掲げる「地域との共創による新しいホテル体験」を具現化するものです。自らの感性で札幌を表現した高校生たちの作品が、宿泊者に五感で札幌を感じさせる役割を果たします。完成したアートは、全69室の客室に展示され、宿泊するたびに異なる札幌の魅力を体感することができるのです。
まとめ
今回のボタニカルペイントアート制作ワークショップは、地域の高校生が自らの視点で札幌の魅力を形にし、その作品がホテルという空間に展示されることで、訪れる人々に新たな感動を提供します。ぜひ、開業後の「コンフォートホテルERA札幌北口」を訪れ、札幌の自然と都市が融合したアートを楽しんでいただきたいです。