北海道のゴム工業が誇る！疲労軽減マット『ばぶラバ』が産業技術賞に輝く

『ばぶラバ』とは？立ち仕事を支える心強い相棒

北海道夕張郡由仁町に本社を置く株式会社北海道ゴム工業所が開発した発泡ゴム製の疲労軽減マット『ばぶラバ』が、空知しんきん産業文化振興基金主催の「産業技術賞」を受賞しました。このマットは、立ち仕事で感じる「疲れる」「冷える」「滑る」といった問題を解決するために作られたもので、昨今さらに多様な業務での導入が進んでいます。

受賞の経緯

『ばぶラバ』の受賞のきっかけは、通信建設業界の株式会社つうけんとの協働にあります。高所作業車の作業環境を良くしたいというニーズから生まれたこの製品は、初めては高所作業車用クッションマットとしての開発がはじまりました。これまでの間、開発チームは現場の作業員との意見交換や試行錯誤を重ね、ニーズに応える理想的な商品へと進化していきました。

特に注目すべきは、『ばぶラバ』が持つ特性です。高所作業車のバケットでの作業者を支える機能、寒冷地での断熱性、そして耐久性を兼ね備えています。これにより、冷えやすい環境でも安心して働ける作業スペースを提供します。

特徴と効果

『ばぶラバ』の最大の特徴は、発泡ゴム素材を使用し、形状記憶する性質です。この特性により、マットは足元をしっかり支え、長時間の立ち仕事でも疲労を軽減します。さらに、適度な反発性を持ち、踏んだときに過度に沈み込むことがないため作業効率も維持されます。現場の安全性を確保する滑り止め性能も備えており、アスファルト舗装と同等の滑りにくさが確認されています。

以下は、具体的な効果の一部です：

- 疲労軽減: 作業環境が安定することで、長時間立っていても疲れにくくなります。
- 冷え軽減: 発泡ゴム素材で高い防水性を発揮し、底冷えから足を守ります。
- 滑りにくい: 多種多様な現場での使用を想定し、転倒事故を防ぎ、安全を高めることができます。