新たな電力供給の時代が到来
株式会社UPDATERが運営する再生可能エネルギー電力小売サービス「みんな電力」が、2025年11月1日より北海道および北陸エリアへの供給を開始します。この展開により、沖縄や一部の離島を除く全国で再生可能エネルギー100%の電気を供給することになります。
 「みんな電力」の特徴
「みんな電力」は、発電所の種類や地域を多様化して電源構成を設計しているため、安定的に再生可能エネルギーを届けることが可能です。特に、環境負荷が少ない発電所との長期的な連携により、電源調達の安心感を高めています。また、同社の電気は、経済産業省の定めた基準に従って完全に再生可能エネルギーから生成されており、利用者に真に環境に優しい電力を選べる選択肢を提供します。
 拡大の背景と必要性
日本国内における新電力のシェアは徐々に増加していますが、特に北海道エリアでは約20%のシェアを有し、その関心は高いものの、実際の営業チャネルが不足していました。このため、UPDATERは充実した体制を整え、今回の提供開始に至ったのです。一方、北陸エリアは2024年には自然エネルギーの比率が全国的にも高い37.1%に達することから、このタイミングでのサービス拡大が決まりました。
 目指すは持続可能な地域社会
「みんな電力」は、初年度で北海道エリアにおいて700件、北陸エリアでは約300件の契約獲得を目標にしており、年間で2GWhの電力供給を見込んでいます。これにより、CO₂削減効果だけでなく、地域経済の循環や環境価値の創出を目指しています。
 利用者に優しいサービス設計
「みんな電力」では、利用者が電気料金の一部を発電所やプロジェクトに支援する形で、地域の再生可能エネルギー発展に貢献することができます。この支援は利用者の追加負担はなく、企業が資金を拠出するため、多くの人々が参加しやすい仕組みとなっています。さらに、個人向けサービスとしては、プレミアム100プランのほか、アーティストとのコラボプランやエポスプランなども展開されています。
 今後の展望
今後は、各地域の特性を活かしながら電源開発や再生可能エネルギーの利用拡大を進めていくことがUPDATERの方針です。全国各地の発電事業者や自治体との連携を強化し、地域社会との共生を図ることで、持続可能な電力供給のモデルを構築していくことになります。
 まとめ
「みんな電力」のサービスが増えることで、電力の選択肢が広がり、環境に優しいライフスタイルが実現できる機会が増えるでしょう。北海道や北陸エリアの人々も、より安心・安全な再生可能エネルギーにアクセスできるようになります。私たちの未来にとって、これは非常に重要な一歩となるでしょう。
 
 
