伊藤組土建が8年ぶりにユニフォームを全面リニューアル
伊藤組土建株式会社は、創業132周年を迎える中で、2017年以来8年ぶりにユニフォームを全面的にリニューアルすることを発表しました。この新しいユニフォームは、2025年10月1日から着用が開始されます。今回のプロジェクトには、スポーツ用品の大手ミズノ株式会社が制作を手掛けており、両社の協力によって新設計が実現しました。
働きやすさを重視したリニューアル
このユニフォームのリニューアルは、「働きやすく、やりがいのある会社」を目指す中期経営計画「新中期ビジョン2028」の一環として進められました。特に、社員の意見を反映させることで、より良い職場環境を提供する目的があります。リニューアルのプロジェクトは、2023年夏に始まり、2024年1月には具体的な設計チームが設立され、若手社員を中心に積極的な議論が行われました。これによって、多様な視点からの意見を集約し、製品開発に反映させることができました。
デザインの特徴
新ユニフォームは、伊藤組土建のコーポレートカラーであるネイビーとサックスブルーを使用しています。特にブルゾンの背面には、社章「ひしこ」をモチーフにしたデザインが施され、企業のアイデンティティを象徴しています。また、長袖シャツもサックスブルーを基調とし、爽やかで清潔感のある印象を与えるデザインです。
快適性と安全性を追求
今回のユニフォームには、動きやすさを追求した人間工学に基づく「ダイナモーションフィット」や、消臭効果のある「ミズノデオドラントテープ」など、快適性向上のための工夫が盛り込まれています。また、作業現場からの意見を反映し、フルハーネスに対応したポケット設計も実施。これにより安全性と快適性を両立させることができました。2025年から施行される労働安全衛生規則においても、新たに導入された半袖ポロシャツが熱中症対策として期待されています。
女性の活躍と多様性への配慮
建設業界でも女性社員の活躍が進む中、ユニフォームには透け防止や化粧品汚れが目立たない濃色が選ばれ、女性の意見が積極的に反映されています。また、男女の区別をなくしたユニセックス規格のサイズ構成により、より多様な働き方に対応しています。
環境への配慮
さらに地球環境に配慮した素材として、ケミカルリサイクル素材がユニフォームの生地に採用されています。リニューアル後の旧ユニフォームも全数リサイクルされる予定です。
代表者のコメント
伊藤組土建株式会社の代表取締役社長である大谷正則氏は、ユニフォームのリニューアルが企業の価値向上に寄与するとコメント。健康的で豊かな職場環境の実現を目指す中で、社員の声が反映されることで、より良い未来への挑戦が可能になると明言しています。
この新しいユニフォームは、今後も働きやすい職場環境を創出し続けるための重要な要素になっていくでしょう。