音更町が10億円の寄附を受け、地域振興に向けた取り組みを強化
2025年2月17日、北海道音更町の役場で、株式会社オープンハウスグループと音更町の連携協定が締結されました。これにより、オープンハウスグループは2025年度までに総額10億円を音更町に寄附することが決定されました。この支援を通じて、音更町は地域の課題解決と活性化に向けた取り組みを強化します。
協定締結の場には、オープンハウスグループの取締役副社長、鎌田和彦氏が出席し、音更町の小野町長、さらに地域で宿泊や飲食事業を展開している株式会社そらと株式会社かぜの代表者も揃い、共同のプロジェクトとしての意義を確認しました。この4者の連携は、音更町をはじめとする北海道十勝地域の持続可能な発展に寄与することを目指しています。
地域振興のための具体的なプロジェクト
音更町が寄附金を用いて推進するプロジェクトには、以下の2つが計画されています。
1.
子ども向け屋内遊戯施設の整備
この施設は新たな観光拠点として機能することを目的としており、十勝川温泉地域の活性化を図ります。家族連れを引き寄せる要素として、子どもたちが安全に遊べる空間を提供し、観光の活性化を狙います。
2.
ビジネス創出拠点の機能強化
「おとふけ町ビジネス創出拠点 昭和商学校Palette」の整備を通じて、地域内でのビジネス展開を促進します。これにより、地方の雇用創出はもちろん、地域内に新たなビジネスの発展を促すことが期待されます。
地域共創が求められる背景
美しい自然と豊かな食文化が魅力の北海道。しかし、地方と都市部間の経済格差や人口減少、高齢化といった社会的問題も顕在化しています。音更町においても、過疎化が進む中、当社の取り組みは地域の持続可能な発展に不可欠です。
オープンハウスグループがこれまで群馬県で培った地域共創事業の知見を活用し、音更町のプロジェクトに寄与することで、地域内の雇用創出と観光客誘致を図り、持続可能な社会の実現に向かいます。地域共創の考え方は、資金循環を取り戻すことが重要だとされ、町の人々が一体となって発展する道筋を共に探ることが求められています。
今後の展望
オープンハウスグループは、地域共創を通じて日本全体にポジティブな循環を生み出し、まちづくりに必要な要素を整えることを目指しています。音更町で始まるこの新たな取り組みは、地域活性化のファーストステップとなることでしょう。これからも地域と共に歩む姿勢を堅持し、持続可能な社会の構築に寄与していく所存です。地域の未来を担う新しい拠点が生まれ、十勝地域全体が盛り上がることを期待しています。