北海道版医療モール分析ダッシュボードが公開
株式会社マゼランメディカルが、医療モールの最新動向を示す「医療モール市場動向ダッシュボード」の北海道版を新たに公開しました。このダッシュボードは、医療モール経営に関する貴重なデータを提供し、企業や自治体にとって重要な意思決定のサポートとなることを目的としています。
ダッシュボードの利用方法
このダッシュボードは、公式サイトの専用ページで簡単にアクセス可能です。必要事項を入力することで、閲覧用URLがメールに送付されます。興味のある方はぜひお試しください。
ダッシュボードの専用ページへ
ダッシュボードの内容
ダッシュボードは「全体概況」「需要推計」「薬局」の3つのカテゴリに分かれています。これによって、さまざまな視点から医療モールの状況を把握することができます。
1. 全体概況
地域ごとの医療モールの数や、診療所の入居状況、立地特性などが地図と連動してインタラクティブに表示されます。こうしたデータは、今後の医療需要を予測する上で非常に重要です。
2. 需要推計
2050年に向けた将来人口や高齢化率を基にした医療需要のポテンシャルが、各市区町村単位で確認できる仕組みです。これにより、地域における医療インフラの整備計画に役立てることができます。
3. 薬局
北海道版から新たに導入された薬局に関する情報では、各医療モール内の薬局を開設者別に色分けして表示しています。どの薬局チェーンがどのエリアで勢力を拡大しているかを直感的に理解できる仕組みです。
北海道の医療モール市場分析
今回のダッシュボード公開にあたって、独自に行ったデータ分析の結果、北海道特有の医療モール市場の傾向が浮き彫りになりました。
1. 札幌一極集中
全道131件の医療モールの85%が札幌市内に集中しています。1990年には6モールだったこの地域の医療モールは、2025年には131モールにまで増加する見込みで、さらに拡大し続けています。
2. 二層構造
札幌市内と市外で異なる立地特性が見て取れます。札幌市内は鉄道徒歩圏内に多くのモールが立地する一方、郊外ではバスや車でのアクセスが求められています。これは北海道特有の地理的条件に起因しています。
3. 診療科目の構成
医療モールの平均診療科目数は7.3科で、主に内科や歯科が支持されています。特にメンタルヘルスに関わる診療科の一体化が顕著で、冬季の厳しい気候が精神的な健康問題に影響を与えていることが示唆されています。
札幌市の医療モール分析
札幌市内112件の医療モールを分析した結果、4つの特徴的な類型が浮かび上がりました。
1.
都心多機能型:中央区は最大の医療モール集積地で、多様な医療サービスが利用可能です。
2.
駅近ファミリー住宅地型:北区や西区などは、ファミリー向けのサービスが充実しています。
3.
成熟・高齢化型:厚別区などでは高齢化が進み、患者のニーズに応じた診療体制が求められています。
4.
郊外・新興型:移動手段が限定的な清田区や手稲区では、医療モールの成長の余地が大きいとされています。
まとめ
マゼランメディカルは、医療モール経営の支援を目的とし、今後もデータの提供を続けていく方針です。各都道府県における市場動向を把握することで、地域医療の発展に貢献していくことが期待されています。今後のデータ公開に注目です。