2025年、札幌で開催される小松美羽展
札幌芸術の森美術館において、2025年7月5日(土)から8月31日(日)まで、現代アーティスト小松美羽による展覧会「小松美羽 祈り 宿る」が開催されることが決まりました。この展覧会は、北海道初となる小松美羽の作品展示であり、同時に音声ガイドを担当するのは、北海道出身のロックバンドGLAYのボーカリスト、TERUさんです。
GLAY・TERUの参加
TERUは音楽界での活動に加え、近年では画家としても注目を集めています。GLAYは2024年にデビュー30周年を迎え、日本のロックシーンを牽引する存在として知られています。音声ガイドでは、TERU自身の視点から、小松美羽の作品の背後にあるテーマやメッセージを深く掘り下げていくことでしょう。
小松美羽のアートの魅力
小松美羽は、神獣や龍を描く現代アーティストとして知られ、独特の死生観を繊細な線で表現する銅版画からキャリアをスタートしました。ニューヨークでの影響を受け、大型絵画を制作し続けています。彼女の作品には、自身の霊性に基づき、宇宙や精神世界に宿る力を具現化させる試みがなされており、訪れる人々に深い感動を与えることでしょう。
「神獣たちは、祈り祈られ祈る我々を見守っている」と語る小松は、文化や言語が異なっても共通する「祈り」の形に強く惹かれ、そこから創造的なインスピレーションを得ています。昨今の多様な価値観が交錯する社会において、小松が描く祈りの形は、より一層の共感を呼ぶものとなるでしょう。
展覧会の内容
本展では、小松の代表作である神獣を中心に、各地の民話や伝説を図像化した連作や、独自の宇宙観による大型作品、さらには北海道の風土にインスパイアされた新作を含む約70点が展示される予定です。その中に込められた小松の思いは、観る者に対し多層的なメッセージを伝えます。
開催概要
- - 会期: 2025年7月5日(土)~8月31日(日)無休
- - 開館時間: 9:45~17:30(入館は17:00まで)
- - 会場: 札幌芸術の森美術館(札幌市南区芸術の森2丁目75)
チケット情報
- - 観覧料: 一般 1,600(1,400)円、高校・大学生 1,000(800)円、小・中学生 500(300)円(全て税込み)
- - 未就学児: 入場無料
- - 65歳以上: 年齢証明の提示で1,300円に割引
- - 障がい者手帳: ご提示いただくと、本人と付き添いの方1名は無料
チケットは、公式オンラインチケットや札幌芸術の森美術館、その他指定の場所で購入可能です。前売り券は2025年4月19日(土)から販売開始予定です。詳細は公式HPをご確認ください。
お問い合わせ
札幌芸術の森美術館:011-591-0090
主催は札幌芸術の森美術館および北海道新聞社など。GLAY・TERUによる音声ガイドと共に、貴重なアート体験をお楽しみください!