藤女子大学に「トレルナ」登場!
この6月、北海道札幌市の藤女子大学にて、生理用ナプキンをトイレの個室で無料で受け取れるサービス「トレルナ」がスタートしました。このサービスは、女性が生理の際に抱える不安や不便を軽減することを目的としています。トイレットペーパーと同様に、必要な人が簡単にナプキンを受け取れる画期的な取り組みです。実際にどのようにこのサービスが運用されているのか、その詳細を見ていきましょう。
設置の背景
藤女子大学は、カトリック精神に基づいた教育を行い、高い知性と豊かな人間性を持った女性の育成を目指しています。その一環として、学生が安心して学べる環境作りに力を入れており、この度、トレルナの導入が決定しました。この取り組みは、学校法人藤天使学園が運営する天使大学でも展開予定です。
北16条キャンパスには81台、花川キャンパスには12台が設置されており、学内関係者のみが利用できる特典です。生理周期に悩む女性たちにとって、安心して学ぶための重要な基盤となることでしょう。
「トレルナ」とは?
トレルナは、生理用ナプキンをトイレで無料で受け取れるサービスです。このサービスは、スマートフォンアプリとトイレ内のディスペンサーが連動しており、使い方も非常にシンプル。利用者はまず、専用アプリをダウンロードし、トイレ内のデバイスに表示されているQRコードをスキャン。そうすると、ナプキンを一枚受け取ることができる仕組みです。ナプキンを受け取った後は、2時間のロックがかかり、月間受け取り枚数は最大7枚という条件があります。
利用方法
1. スマートフォンアプリ「toreluna」をダウンロード
2. アプリを起動し、トイレ内設置のQRコードをスキャン
3. 生理用ナプキンを受け取る
このように簡単に利用できることで、学生たちは無駄なストレスを感じることなく、より良い教育環境で学ぶことが可能です。今後、さらなる設置展開が期待されています。
今後の展望
トレルナを通じて、女性が生理期間を過ごす際のサポートが実現。トイレというプライベートな空間を活かし、双方向のコミュニケーションを大切にした新しい常識を全国に広げていく計画です。今後は、ショッピングモールや公共施設にも展開予定で、必要としている女性たちへの支援を拡大していくつもりです。
この取り組みは、個人のニーズに応えるだけでなく、社会全体の価値観をも変えるかもしれません。「必要な一枚が社会の当たり前に」を合言葉に、トレルナは新たな一歩を踏み出しています。生命の一部である生理に対し、社会全体が理解を深め、支援することの重要性がますます高まっています。
お問い合わせ
トレルナの設置や協力に興味のある方は、公式WEBサイトを通じてお問い合わせが可能です。ぜひ、新しいトイレの「当たり前」を一緒に作り上げていきましょう。