新しい体験の発信地、登別マリンパークニクス
北海道の登別市に位置する登別マリンパークニクスが、デジタルサイネージアワード2026で優秀賞を受賞しました。その受賞作品『Wonder Box 360』は、デジタル技術を駆使して、訪れる人々に全く新しい価値を提供することを目指しています。このプロジェクトの裏には、3年連続受賞という栄誉があり、特に昨今のデジタルアートの発展に寄与する内容が詰め込まれています。
受賞歴と期待される未来
この受賞は、2024年の『デジタル室内公園 BiVi PARK』、2025年の『フレスポ若葉台 #ヒトフミ』に続くもので、フラクト株式会社によって製作されました。デジタルサイネージアワードは、デジタルコンテンツの発展を促進するために設けられたもので、厳選された作品が表彰されます。今年は、幕張メッセで2026年6月10日に正式発表され、その中で『Wonder Box 360』が強い評価を受けました。
『Wonder Box 360』誕生の背景
このプロジェクトは、株式会社北海道マリンパークの「デジタル技術を駆使して新たな価値を創出したい」という意向から始まりました。単なる映像展示ではなく、訪れた人々に驚きと感動を届けるために、綿密なセッションが行われました。最適なLEDビジョン形状や表現内容についての検討を重ね、アイデアは「体験」へと昇華していきました。
技術革新とハードウェアの設計
水族館内の特有の高湿度環境は、精密機器にとって大きな障害です。この課題に対応するため、特製のHOB加工が施されたLEDビジョンが活用され、高い防水・防塵・防湿性能を実現しました。さらに、軽量設計により、既存施設への設置負荷も軽減されています。このように、素晴らしい映像美を提供しつつ、長期間安定稼働が可能な強靭なハードウェアが実現されました。
BOX型フォルムによる没入体験
また、『Wonder Box 360』の特徴的なBOX形状は、空間の常識を覆す要素となっています。この形状により、来場者は360度すべてをLEDビジョンに包まれ、まるで別次元にダイブしたかのような体験が可能になります。これにより、単なる受動的な“観る”から、能動的に“入り込む”という新たな体験へと変わります。
魅惑の映像コンテンツ
この新しい体験を可能にする映像コンテンツは、株式会社たきコーポレーションと共同制作されたもので、まるで現実に存在しているかのようなリアリティを追求しています。冒険者としての視点で無人島や幻想的な深海へと誘う物語は、写実的なテクスチャと動的なデジタル表現を融合させた独自のストーリー体験です。
技術的配慮と未来の展望
審査員からは、通過の難しい高湿度環境における耐久性と美しいストーリー性が評価されました。この技術が、外出困難な人々にも新たな体験を提供する可能性を秘めています。デジタルサイネージという枠を超えて、技術と感情を結びつける試みがここで展開されています。
登別マリンパークについて
登別マリンパークニクスは、北欧ロマンと海洋ファンタジーをテーマにした北海道最大級の水族館であり、約400種20,000点の海洋生物が展示されています。イルカやオットセイのパフォーマンスや人気のペンギンパレードが繰り広げられる、この場所は訪れる価値があります。
未来を見据えた挑戦
フラクト株式会社は、今後も新しいLEDディスプレイソリューションを開発し続け、全国の観光施設や商業施設、イベントに新たな付加価値を提供することを目指しています。『Wonder Box 360』は、北海道から世界へと広がる新しい体験の象徴です。