セブンリッチグループと琉球銀行が業務提携し沖縄経済を強化

セブンリッチグループと琉球銀行の業務提携

近年、沖縄の経済成長に寄与する新たな動きとして、セブンリッチグループと琉球銀行が戦略的業務提携契約を結びました。この提携は、沖縄県内でのスタートアップ企業や中小企業の成長を目指し、地域経済を活性化することを目的としています。2025年9月12日をもって効力を発揮するこの契約により、両社はそれぞれの強みを結集し、沖縄のビジネス支援に力を入れる姿勢を見せています。

提携の背景

セブンリッチグループは「ビジネスの成長をあらゆる側面から支援する」というミッションのもと、すでに約1,500社をサポートしてきました。特に会計や財務に始まり、マーケティングや採用支援、さらにはBPO事業へと事業を拡大し、クライアントのニーズに応えてきました。また、70社以上のスタートアップへの投資実績もあり、彼らの成長を支援するためのインフラも整っています。この背景には、地域経済の担い手たちの可能性を最大限に引き出すために、経営支援機能をフル活用する考えがあります。

琉球銀行も地域経済支援に積極的であり、2025年4月からは新たな中期経営計画をスタートし、「地域と共に成長する金融グループ」を掲げています。新たな産業創出を視野に入れ、「OKINAWA Startup Program」や「BORベンチャーファンド」を通じたスタートアップ支援を行っており、抱える経営課題に対してより踏み込んだソリューションを求めています。

具体的な取り組み内容

この提携に際しては、まず以下の2つの連携が進められます。

1. スタートアップ向け融資の連携
セブンリッチグループのスタートアップの見極め機能と琉球銀行の融資メニューを組み合わせ、沖縄のスタートアップに必要な資金を円滑に提供します。これにより、有望な企業の成長をより加速させます。

2. BPO事業の展開
琉球銀行の顧客ネットワークを活かし、人材不足や生産性向上に対するBPOサービスを提供。企業が本業に専念できるよう支援し、競争力の強化を図ります。

3. DX支援の強化
特に注目されるのが企業のデジタルトランスフォーメーション（DX）で、生成AIの活用を通じた業務効率化や新たなサービスの開発を支援することで、市場競争力を高める取り組みが行われます。

企業の声

両社の経営者は、この提携が持つ意義についてコメントを寄せました。琉球銀行の頭取、島袋健氏は「スタートアップ支援において豊富な実績を持つセブンリッチグループとの連携は、新たな地域貢献の形となる。「複雑な経営課題への解決策を提供できる体制が整った」と期待を寄せています。

一方のセブンリッチグループ代表、服部峻介氏もこの提携を喜び、「地域経営のインキュベーションを推進するために、琉球銀行との連携は心強い」と語り、沖縄経済の発展に向けた強力な支援を約束しました。