ニセコ東急グラン・ヒラフが新時代へ！NACの全株式取得による新たな展開

ニセコ東急グラン・ヒラフが新たな展望を開く

2023年、ニセコ東急グラン・ヒラフは、大きな進展を迎えました。東急不動産株式会社および東急リゾーツ＆ステイ株式会社が、ニセコエリアでアドベンチャー事業を展開する株式会社NACの全株式を取得したのです。この一手は、北海道虻田郡倶知安町に拠点を置くNACの長年の経験を基に、ニセコエリアのさらなる発展を目指す新たなスタートとなります。

ニセコエリアの魅力

ニセコは、冬季は極上のパウダースノーとして知られており、多くのスキー愛好者にとっての聖地です。しかし、知名度が高まる一方で、グリーンシーズンにおける観光需要を満たすことが必須の課題とされています。東急は、「JAPOW」という造語で示されるように、これらの自然資源を最大限に活用し、四季を通じて訪れるゲストに新たな体験を提供することを使命としています。

株式取得の背景と目的

今回の株式取得により、NACが展開する多様なアウトドアアクティビティや冒険サービスは、ニセコ東急グラン・ヒラフのサマーゴンドラやレストランとの連携を深め、ニセコエリアをオールシーズンで賑わいのあるリゾート地として確立することを目指します。新たに開業予定の「ALPEN NODE」では、アクティビティの受付業務が行われ、ニセコ東急グラン・ヒラフは、夏のアクティビティの中心地としての役割を担います。

提供される体験の多様化

NACは、これまでの実績をもとに、新たな体験価値を提供していくことを約束しています。例えば、ラフティングやマウンテンバイクなど、ニセコならではの自然を活かしたアドベンチャーを通じて、ゲストは新たな発見と喜びを感じることができるでしょう。アウトドア活動を通じて、自然とふれあうことで心もリフレッシュされ、より深いエコ体験が実現します。

NAC代表の思い

NACの前代表であるロス・フィンドレー氏は、ニセコの自然とその可能性を信じ、地域の人々とともに事業を続けてきました。今後は、ニセコ東急グラン・ヒラフとの協力により、新しい取り組みを進めていくとのことです。彼が選んだこの事業承継先には、地域活性化や観光振興に熱心に取り組む姿勢が見受けられ、新たなビジョンが確実に受け継がれています。

東急不動産の「Value up NISEKO 2030」プロジェクト

この株式取得は、東急不動産の「Value up NISEKO 2030」計画の一環でもあります。このプロジェクトは、持続可能なリゾートの形成を目指し、地域の特性を活かした多様な取り組みを進めていることが特徴です。特にオールシーズン型国際リゾートの形成を目指す中で、行政や地元企業との連携や新たなテクノロジーの導入にも力を入れています。