宇部市で新たなリモート窓口が始動
山口県宇部市では、リモート窓口およびデジタル変革を促進するDXコールセンター業務が始まりました。これは、総務省が主導する「フロントヤード改革モデルプロジェクト」に基づいています。エスプールグローカルがこの事業を受託し、地域における行政サービスの確保と向上を目指しています。
背景と挑戦
宇部市は、少子高齢化や職員数の減少という厳しい状況に直面しています。特に、中山間地域では住民サービスの維持と向上が大きな課題となっており、持続可能な行政サービスの構築が急務とされています。この問題は、宇部市だけでなく、山口県全域の自治体に共通するものです。
そこで、エスプールグローカルは、地域の雇用を創出するだけでなく、自治体を超えた効率的な行政運営を実現するため、広域行政BPOサービスに特化したシェアード型BPOセンターを展開してきました。これらの実績やノウハウが評価され、宇部市からの業務を受託することが決定しました。
事業の詳細
この事業では、宇部市の窓口および電話対応業務をリモート化し、デジタル化を推進します。具体的には、これまで市職員が行っていた業務を、BPOセンター宇部に常駐しているオペレーターが遠隔で担当します。これにより、業務の効率化だけでなく、職員の負担軽減も実現します。
また、リモート窓口やDXコールセンターを通じて、住民からの問い合わせ内容や傾向をAIエージェントが収集・分析します。この情報を基に、証拠に基づく政策立案(EBPM)を進行させ、新たな施策の立案に役立てることが期待されています。
エスプールグローカルの社長執行役員、佐久間雄介氏は、「宇部市の課題に対して、私たちのデジタル技術とノウハウを活かし、より良い行政サービスを提供できるよう取り組みます」とコメントしています。
企業情報
エスプールグローカルは東京都千代田区に本社を置き、2021年に設立された会社です。自治体向けのBPO事業を展開しており、シェアード型BPOサービスやオンライン窓口の運営を手がけています。自治体と連携し、地域のニーズに応じたサービスを提供しています。
商号: 株式会社エスプールグローカル
責任者: 社長執行役員 佐久間雄介
所在地: 東京都千代田区外神田1-18-13 秋葉原ダイビル10階
設立: 2021年12月
業務内容: 自治体向けBPO事業(シェアード型BPOサービス、自治体スマートカウンター・オンライン窓口の運営)
問合せ先: 営業企画部 小木曽日菜、Tel:03-6859-6563、Mail:
[email protected]、HP:
エスプールグローカル
この取り組みが成功を収め、今後の地方行政におけるデジタル化の道を切り開いていくことを願っています。