北海道・北広島市に本店を移転したSQUEEZEの新たな挑戦
観光立国を目指す中、株式会社SQUEEZEが本店の所在地を東京都から北海道北広島市に移すことを発表しました。この移転は、地域との連携を深め、観光や宿泊、まちづくりの領域で新たな価値を創出するための第一歩と言えます。SQUEEZEは、宿泊施設やホテルの管理を手掛けるスタートアップであり、テクノロジーと運営ノウハウを融合させた独自の価値を提供しています。
移転の背景と目的
SQUEEZEは自社開発のクラウド型宿泊運営システム「suitebook」を活用し、全国各地で遊休不動産の利活用を進めています。特に北広島市では、エスコンフィールドHOKKAIDOという新しい観光地の開発が進行中で、同社が運営するホテルや宿泊施設が地域の活性化へ寄与しています。
移転の最も大きな目的は、地域密着型の事業展開の推進です。現地のニーズに応える形で新たな滞在体験を提供し、地域全体の魅力を引き出すことを目指しています。そして、この移転を契機にさらなる成長を追求し、北海道内外の事業との連携を強化する意向を表明しています。
新拠点の概要
新たに設置された本店は、北海道北広島市栄町に位置しますが、東京都渋谷区にある東京オフィスも継続運営されます。新たな拠点の所在地は以下の通りです。
- - 本店: 北海道北広島市栄町1丁目52
- - 東京オフィス: 東京都渋谷区神山町6丁目4番 ARCHES KAMIYAMACHO 4F
地域からの期待
北海道北広島市の上野健三市長は、SQUEEZEの移転を心から歓迎しています。市は、同社が運営する「tower eleven hotel」や、2025年に開業予定の「エスコンフィールドHOKKAIDOホテル北広島駅前」に期待を掛けており、これらのプロジェクトが地域の賑わいに大いに貢献すると述べています。
これまでの取り組み
SQUEEZEはすでに数多くのプロジェクトを手掛けています。2023年3月には、北海道ボールパークFビレッジ内に「tower eleven hotel」をオープン。これにより、フィールド視界を楽しめる宿泊体験を提供し、多くの観光客から好評を得ています。また、2022年12月には、新千歳空港近くに「Minn 千歳」を開業し、家族やグループ向けのアパートメントホテルを展開するなど、さまざまなニーズに応えてきました。
更に、2025年には「Minn 北広島 Station East」の開業も控えており、地域住民の利用を考慮した広い客室やプライベートサウナも整備される予定です。これにより、北広島市は観光拠点としてさらに強化されることが期待されています。
新しい社会を目指して
SQUEEZEの代表取締役、舘林真一氏は、同社が「価値の詰まった社会」を実現するために北海道に拠点を移したことを強調しています。彼にとって、この移転は原点回帰であり、新たな成長の基盤を築くことでもあります。テクノロジーと地域の特性を融合させ、独自の価値創造を進めることで、持続可能な社会に貢献する企業としての成長を追求しています。
SQUEEZEの今後の展開と地域との連携の進展に、ぜひ注目していきたいですね。観光地としての魅力が高まる北海道からの新たなまちづくりの動きは、多くの人にとって楽しみな未来をもたらしてくれることでしょう。