農業人材マッチングの新拠点が札幌にオープン!
株式会社アグリメディアが北海道札幌市に新たな事業所を開設し、道内の農業分野での人材マッチングを強化します。同社は東京都目黒区に本社を置く農業関連事業の企業であり、2025年10月1日にこの拠点を開設しました。
農業人手不足が深刻な中での挑戦
全国的に農業や林業、漁業などの産業で人手不足が深刻な問題となっています。それに対抗するため、特に農業では北海道が全国一の農業産出額を誇るものの、労働力不足は依然として大きな課題です。2023年のデータによれば、約1.3兆円にも達する農業の産出が行われていますが、労働力が不足している現状を問題視しアグリメディアが新たな拠点を設立するに至りました。
アグリメディアは、これまでに約1,201件の生産者と23,000人以上の就農希望者をマッチングしてきましたが、まだ大きな改善の余地があると実感しています。この新たな拠点においては、さらなる活動を通じてマッチングの加速を目指し、北海道農業の活性化に貢献することを計画しています。
新拠点の特色と今後の活動
この新事業所は、札幌市北区に位置する「THE PEAK SAPPORO」内にオープンしました。JR札幌駅から徒歩わずか6分という立地で、地域の生産者や農業関連事業者との連携を強化するためのアクセスが非常に良好です。具体的な取組として、2026年1月17日に北海道で開催される就農・移住促進イベントが予定されています。このイベントでは、農業法人や関連企業が出展し、就農希望者とのお見合い形式での連携が期待されています。
また、地元の自治体やJA(農業協同組合)との連携を強め、農業経営体の魅力を広めるPR活動を行います。目指すのは、より多くの仲間を集め、北海道農業の未来を築くことです。
農業の魅力を伝える取り組み
アグリメディアは、道内の農業関連企業の魅力を外に発信するため、広報活動にも力を入れる方針です。道内の生産者との強い関係を築き、企業間の取引活性化を図りながら、新たなビジネスチャンスを創出していきます。また、地域連携の一環として、共同イベントの開催によって、新規就農者や担い手を確保する施策を進めています。
未来に向けたメッセージ
代表取締役の諸藤貴志氏は、「北海道は日本の農業を牽引する重要な地域であり、魅力的な生産者が多い一方で、人材確保は課題です。私たちはより近い距離での事業活動を通して、就農希望者とのマッチングを加速させることで、農業に新たな風を吹き込みたいと思っています」と語ります。
今後も株式会社アグリメディアは、農業に関わる人々をサポートし、地域農業の発展に寄与する活動を続けていくことでしょう。農業界の新たな未来と可能性を信じ、様々な人々が集い、活躍できる場を提供し続ける企業の今後に期待が寄せられています。