壁画でファイターズ
2025-08-14 13:42:21

エスコンフィールドに現役選手の壁画が完成!伊藤と万波の躍動感を再現

エスコンフィールドHOKKAIDOに新たに現れた壁画は、北海道日本ハムファイターズの精鋭、伊藤大海投手と万波中正選手を題材にしたものです。制作を手掛けたのは東京都に本拠を置くアートカンパニー、株式会社OVER ALLs。これまでの壁画は歴代のレジェンドを描いてきましたが、今回は現役選手をテーマにした初めての試みとなります。

2023年にエスコンフィールドが開業した際には、ダルビッシュ有投手と大谷翔平選手の作品を制作したOVER ALLsが、2024年にはファイターズの球団創立50周年を記念した16名の歴代レジェンド壁画の完成を予定しています。そして2025年には再び新たな壁画が追加される予定となっており、ますます目が離せません。

今回の壁画は、試合の興奮をリアルタイムで捉えたライブペイント形式で制作されました。伊藤投手がマウンドに立つ瞬間や、万波選手が打席に入るタイミングに合わせて、アーティストが筆を走らせるスタイルです。観客の歓声や応援歌が響く中で、これらの瞬間をそのまま作品に封じ込めています。

この壁画のサイズは、高さ9.8m、幅4.5m。制作場所は北海道北広島市のエスコンフィールド内にあるクラフトビール醸造レストラン「そらとしば by よなよなエール」の壁面です。制作には10日間がかけられ、使用された画材はペンキとスプレー。アーティストの山本勇気さんは、「野球とアートが同じ時間を共有する感覚を大切にしました。試合中の熱気が自分の動きに影響を与えているのを感じた」とコメントしています。

山本さんは、作品制作において特に身体全体を使った大きな動きで線を描くことに重きを置いたとのこと。選手の躍動感を正確に表現するため、長い線を一発で引くことで力強さやスピード感が生まれるとの考えでした。このように、アートとスポーツが融合した瞬間が壁画には刻まれています。

OVER ALLsは、全国各地でさまざまなミューラルを制作してきた会社であり、人々を表現者として引き立てることを目指しています。代表の赤澤岳人さんは多くのインタビューを通じて、依頼者の背景や想いを作品に反映させています。過去の代表作には、震災から復興を目指す双葉町の住民の顔を描いた「FUTABA Art District」などがあり、複数のメディアにも取り上げられています。

エスコンフィールドの新たな壁画は、単なるアートではなく、ファイターズの選手たちの日々の闘いを生き生きと表現した作品です。観客やファンの応援を背に受け、アートを通じて野球の魅力を伝えるこの壁画をぜひ一度、実際に見に訪れてみてください。


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