生成AI広報挑戦
2025-07-29 15:34:29

生成AIを活用した広報効果検証!プレスリリース30日間連続発信の結果

生成AIを活用した広報効果検証!プレスリリース30日間連続発信の結果



エゾウィン株式会社は、2025年の6月29日から7月29日までの30日間、生成AIの助けを借りてプレスリリースを毎日発信する挑戦を行いました。この取り組みは、広報活動における「常識」をデータで検証することが目的です。広報において"大きなニュースの時だけプレスリリースを出すべき"、または"インパクトのあるタイトルが重要"という考えに対する疑問から、企業の認知度がどのように変化するのかを知るためのものです。

検証の背景



エゾウィンでは、データの重視に基づいた広報活動の最適化を目指しています。毎日プレスリリースを発信することで、企業や製品の認知度がどう変化するのかを探る機会にしました。長期的な情報発信の効果を確認するため、PR TIMESを利用し、生成AI(Gemini、Claude)も活用しました。この挑戦の具体的な内容は下記の通りです。

  • - 期間: 2025年6月29日〜7月29日
  • - 配信プラットフォーム: PR TIMES
  • - 配信頻度: 原則として1日1本
  • - 分析指標: PV数、訪問者数(UU)、転載数、フォロワー増加数

分析の結果



この30日間の施策を通じて得られたデータは、多くの示唆を含んでいました。特に、毎日配信することがもたらした認知の拡大を確認しました。

1. 全体の成果



30日間のプレスリリース配信での成果は以下の通りです。
  • - 総ページビュー数: 21,468 PV
  • - 訪問者数: 21,368 UU
  • - メディア転載数: 833件
  • - 新規フォロワー数: 2名増の合計10名

過去のデータと比較した結果、単発でプレスリリースを発信していた頃の平均PV数は50〜100PVであったのが、今回の連続発信では平均700PV超に達しました。これは従来の約7〜14倍に相当します。

この変化の要因として、情報発信の継続が読者の認知に与える累積効果を感じ取ることができました。さらに、PR TIMESでの露出機会が増加し、企業名や製品名の認知が蓄積されていく様子は特に顕著でした。

2. 人気記事の傾向



最も閲覧された記事の上位3本は以下の通りです。

1. ごみ収集の現場で、社員の「DX実感」の声。
2. エゾウィン、生成AIで全エンジニアの開発支援。
3.「レポサク」開発体制を強化し事業基盤を拡大。

これらの記事に共通しているのは、具体的な事実や数値を前面に出している点です。抽象的な表現ではなく、詳細やデータを伴った情報が多くの読者に刺さった結果だと考えられます。

3. 記事の消費サイクル



データ分析からは、各記事の寿命が約3日であることが明らかになりました。公開初日には最大のPV数を記録。翌日は約40-50%に減少し、3日目には20-30%程度にまで落ち込みました。これにより、情報の鮮度が重要であることが示され、記事の継続的な発信が求められる理由を理解できました。

4. ビジュアルの役割



この記事において特に効果的だったのは、インフォグラフィックスや現場の写真、Before/Afterの比較など、視覚的なコンテンツでした。これにより、データや情報を視覚的に訴求し、より多くの読者の関心を引きました。

5. デバイス別アクセス傾向



B2B領域の特徴として、記事は主にPCからのアクセスが95.3%、スマートフォンが4.48%でした。これは業務時間中にPCで情報を収集するビジネスパーソンの行動を示しています。

6. フォロワー数と転載の増加



30日間の挑戦によって、合計833件の転載を記録しました。転送されやすくなる傾向も見られ、メディア関係者からの認知度が向上したことを示しています。

生成AIの役割



当社では、AIを使用してプレスリリースを生成するプロセスを幾つかのステップに分けています。AIは効率を高め、安定した品質を保ちながら、最終的な調整は人間の手で行っています。

代表のコメント



大野宏代表は、「コンテンツを作り続けるのは本当に大変だったが、結果としてデータを見て多くの問い合わせが増えたことに安堵している。継続の力を実感した」と振り返ります。

今後の展望



この経験をもとに、今後も継続的な情報発信を行い、同じようにリソースが限られている企業に参考になる情報を発信し続けていく予定です。私たちは、現場で真に役立つサービスの開発を続け、日本の農業を支える企業として成長していきます。


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