マイワシ魚油のFOS認証
2026-06-02 11:16:47

国産太平洋マイワシ魚油が初のFOS認証取得、サステナブルな海洋資源へ

太平洋の資源に新たな光を



北海道広尾町に拠点をもつ池下産業が、太平洋マイワシ由来の魚油で、国内初となる国際的な環境認証「Friend of the Sea(FOS)」を取得しました。この認証は、持続可能な水産業を推進する上で重要な意義があります。

株式会社UMITO Partnersが申請をサポートしたこの認証は、道東で行われている巻き網漁業により得られたマイワシを原料としています。このプロジェクトには、兼松株式会社も関与し、国際市場への販売活動が行われています。

このFOS認証取得は、日本のまき網漁業において新たな価値を創造するものとして評価されています。サステナブルな水産資源に対する国際的な需要が高まる中、池下産業による挑戦は大きな意義を持っています。

サステナビリティが選ばれる時代



近年、養殖業や健康食品などの市場が急成長する中で、「魚粉」や「魚油」は重要な原料となっています。しかし、原材料のサステナビリティが求められるようになり、国内には持続可能性を証明する手段が不足していました。特に、国際的に管理される資源である太平洋マイワシについては、その管理体制が非常に厳しい状況です。

池下産業は、こうした環境に対応するため自らの努力を重ね、海洋資源の持続可能性の確保に向けたプロジェクトを立ち上げました。特に地元の漁業者との連携を深め、日本の豊かな海を守るための努力が行われています。

持続可能性の高い漁業プロジェクト



2022年7月に始動した「サステナブル漁業プロジェクト」は、池下産業、兼松、浜平漁業、UMITO Partnersの四社での共同作業から成り立っています。漁業の現場においては、様々な改良が施されており、海洋生態系に配慮した取り組みが積極的に進められています。

このプロジェクトは、保護対象種のモニタリングや混獲の対応、安全なリリース作業など多岐にわたります。これまでの取り組みが評価され、2024年には「グッドデザイン賞」も受賞予定です。

認証取得がもたらす変化



最終的に、この持続可能な漁業プロジェクトの一環として、国際認証であるFOSを取得することができました。これにより、魚油の調達における透明性が向上し、国際的な基準を満たした環境に配慮した製品が提供できるようになります。このことは、他の漁業者にも影響を与え、同様の取り組みを促進することが期待されます。

FOS認証とは



FOSは、海洋に由来する水産物やそれに関連する製品の持続可能性を評価する国際的な認証機関です。持続可能性の評価項目は多岐にわたり、環境や法律の遵守、漁業が生態系へ与える影響、さらには働く人たちの労働環境まで含まれています。

池下産業の代表取締役社長は、今回の認証取得を契機に、漁業者や関連企業とともに、環境に配慮した水産物の供給を引き続き進めていくと意気込んでいます。

結び



今回のFOS認証取得は、単なる第一歩に過ぎません。今後もサステナブルな漁業の実現に向けて、より多くの取り組みが期待されます。地域の特性を生かし、海洋資源を守るための先進的な試みが広がることを願ってやみません。


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