北海道の名所と美味しいパンを巡るミステリー
2025年5月8日、株式会社ポプラ社から新たにリリースされる小説『教授のパン屋さん』は、北海道の札幌を舞台に、心温まる日常ミステリーを描いています。この作品は、人気シリーズ「オーダーは探偵に」の著者、近江泉美さんによるもので、パンを深く愛する教授が主人公です。彼は移動式のベーカリーを副業として営んでおり、パン好きの青年と共に人々の悩みや謎を解き明かしていくストーリーが展開されます。
大学教授と青年の奇妙なコンビ
主人公の亘理一二三(わたり・ひふみ)は、工学部の教授でありながら、パンへの情熱からパン屋を営む異色のキャラクター。彼の視点は理論的で、冷静な判断力を持っています。一方で、青年の福丸あさひはパンの食べ歩きを趣味とし、実直で人情溢れる性格。二人の異なる魅力が相まって、作品には爽快さと深みが加わっています。
北海道の魅力的な名所が続々登場
この小説には、札幌の眼目である「札幌市時計台」や「北海道神宮」といった歴史的名所が登場し、物語をより身近に感じることができます。また、特産品の「ちくわパン」や「月寒あんぱん」など、北海道ならではの美味しい名物が描かれており、多くの読者がその魅力に引き込まれることでしょう。
あらすじのご紹介
物語は、パン好きな青年・福丸あさひが札幌で神出鬼没の移動式パン屋「ベーカリー エウレカ」に出会うところから始まります。その店主が大学教授だと知り、驚くあさひ。しかし、偶然に事件に巻き込まれてしまい、パンについてのアドバイスと引き換えに教授は彼と共に事件を解決することを決意します。パンを介して交わる人々の心情や謎が、理論的でありながらも温かい教授の推理によって解き明かされていく様子は、読者に爽やかな感動を与えるでしょう。
著者近江泉美さんのプロフィール
近江泉美さんは東京都出身で、2012年にデビューを果たしました。代表作である『オーダーは探偵に』シリーズは、多数のファンを生み出し、続編を待ち望む声が絶えません。この他にも『雨ときどき、編集者』や『深夜0時の司書見習い』シリーズなど、多岐にわたる作品を手がけています。
書籍詳細
- - 書名: 『教授のパン屋さん』
- - 著者: 近江泉美
- - 定価: 792円(税込)
- - 発売日: 2025年5月8日(水)
- - 書誌リンク: ポプラ社の公式サイト
- - Amazon購入リンク: Amazon
この「教授のパン屋さん」を手に取って、北海道の美味しさと魅力が詰まったミステリーの世界に浸ってみませんか。きっと、パンと共に心温まるひとときが待っています。