DHL、千歳に新しいロジスティクスセンターを開設し地域経済を活性化

DHL千歳ロジスティクスセンターの概要

DHLサプライチェーン株式会社は、北海道千歳市に新たなロジスティクスセンターを設立することが決まりました。このプロジェクトは、日本政府が推進する半導体産業の強化や地域経済の活性化に寄与するもので、特に半導体関連の物流を強化することを目指しています。2025年8月19日に起工式を執り行い、2026年末頃の竣工を予定しています。

新センターの役割

新設されるDHL千歳ロジスティクスセンターは、国内外からの投資が進む半導体産業集積地に近接しています。ここでは、製造装置メーカーや材料サプライヤーに対して、在庫保管や構内物流、オンデマンドデリバリーサービスなどを提供し、より高付加価値なロジスティクス機能を展開する計画です。特に、新千歳空港ICから車で約6分の好立地にあり、交通アクセスの良さも魅力です。

リーダーの期待

DHLサプライチェーンの代表取締役社長、ジェローム・ジレ氏は、「千歳ロジスティクスセンターが半導体エコシステムの発展に寄与し、地域経済を活性化させることを嬉しく思います」と述べています。DHLのグローバルネットワークや高度な物流技術を駆使して、厳密な品質管理やタイムリーな供給を実現し、半導体業界を支える所存です。

最先端の施設と機能

このロジスティクスセンターは、地上1階建てで延床面積は約14,500平方メートル（約4,400坪）。マルチユーザー型の施設として、多様な物流ニーズに応じた柔軟かつ高機能なオペレーションを実現します。また、サステナビリティにも配慮された設計で、再生可能エネルギーの利用や雨水再利用設備の導入、モーションセンサー付きLED照明を採用し、環境への配慮も行っています。

DHLのグローバルな展望

DHLは、国際的なロジスティクス企業として位置づけられ、220以上の国・地域で約40万人の社員が働いています。小包の国内外配達やeコマースの商品発送、産業別サプライチェーンマネジメントなど多岐にわたるサービスを提供し、持続可能なビジネスモデルを追求しています。2050年にはロジスティクス分野でのゼロ・エミッションを達成することを目指しており、その活動が世界に貢献しています。