黒田さんが育む「北海道ハルカ カルㇱの森」でのキクラゲ栽培
北海道・白糠町の自然豊かな環境の中、「北海道ハルカ カルㇱの森」では、新たにキクラゲの収穫が始まりました。この農園は、アイヌ語で『きのこ』を意味する「カルㇱ」の名のもと、2022年に130本の菌床からスタートしましたが、年々成長し、今や約900本まで増加する見通しです。異業種である自動車部品会社からの転身を遂げた黒田朋枝さんが、地域の新たな特産品としてのキクラゲ栽培に挑む姿に注目です。
異業種からの挑戦
「カルㇱの森」を運営する黒田朋枝さんは、釧路市の自動車部品会社、株式会社クロダ部品商工の取締役として、新しい事業の模索を始めました。2019年に、岐阜県のきのこメーカーに関する記事を目にした際、キクラゲの国内流通が中国に依存している現状を知り、その潜在的な需要に気づいたのです。自然環境を生かした環境で育つきのこの姿に魅了され、黒田さんはこの新たな挑戦を決意しました。
生まれ育った土地での挑戦
朋枝さんの実家は広い土地があり、かつて酪農を営んでいた場所。離農から数十年が経った今、その土地を利用し、夫の協力を得て、ハウスを自作してキクラゲ栽培を始めました。初めは北海道の気候での栽培は難しいと言われていましたが、実際には良好な育成環境に恵まれ、安定した収穫を実現しています。白糠町の山あいは、日照時間が長く、冷涼な風が吹き込むため、まさにキクラゲ栽培には最適な自然環境です。
自然の力を信じる栽培方法
「カルㇱの森」では、燃料を使った人工的な暖房設備を一切使用せず、夏の涼しい風と自然の湿度を利用してキクラゲを育てています。朋枝さんは、自然環境の変化に敏感に反応し、その日の気温や湿度に合わせてハウスの開閉を行います。この方法によって、収穫のタイミングを大切にし、キクラゲの『旬』にこだわっています。品質の高いキクラゲを生産するために、環境への配慮を忘れず、自然との共生を図っています。
地域特産品としての未来に期待
現在、すでに130本から900本へと成長したキクラゲの栽培は、白糠町の新たな特産品として期待されています。黒田さんは「自然が育て、人はそれを支える」という理念を大切にし、量産ではなく質を追求した栽培を実践しています。この姿勢が評価され、地域経済への貢献も大きく、さらなる発展が期待されるでしょう。
ふるさと納税や今後の展望
収穫したキクラゲは、肉厚で大きなサイズが特徴で、ふるさと納税の返礼品にも選ばれています。「北海道ハルカ カルㇱの森」の詳細は白糠町の公式noteでご覧いただけます。新たな特産品として、これからも注目が集まるでしょう。
参考リンク