札幌市のオフィス市場が好調!空室率と賃料の現状
2025年7月末時点における札幌市のオフィスマーケットについての最新レポートが発表されました。三幸エステート株式会社がまとめたこのデータは、札幌市内のオフィスの賃貸状況を詳細に分析しています。今回のレポートによると、オフィスの空室率は前月とほぼ横ばいで、3.52%となっています。
空室率の状況
空室率のほぼ横ばいの動きは、売買によって一時的に貸止めになったビルの募集が再開されたことや、新築・築浅のビルでの空室消化が進んでいることが影響しています。特に注目すべきは北口エリアで、ここでは前月比で0.7ポイントの減少が見られました。これにより、潜在空室率も4.89%に落ち着き、需要が高まっていることが窺えます。
中でも業種や面積に関係なく、前向きな需要が増えており、テナントの移転に向けた動きが活発化しています。
賃料の推移
一方、募集賃料はついに12,799円/坪となり、前月比で46円の小幅上昇を記録。これは統計開始以来、最高値を更新し続けている結果です。このような賃料の上昇は、物件の人気を反映したもので、特に新しいビルに対する需要が強いことを示しています。
南口エリアの注目ビル
注目すべきは、南口エリアに位置する「ヒューリックスクエア札幌」です。この地上20階建ての複合ビルは、オフィス、ホテル、商業施設が一体となっており、札幌駅前通地下歩行空間(チカホ)に直結しています。竣工は9月に予定されており、移転を検討するテナントからの関心が高まっています。札幌支店の滝口恵貴支店長によると、このビルは特に引き合いが多く期待されているとのことです。
今後の展望
全体的に見ると、札幌市のオフィスマーケットは堅調に推移しています。テナントの新たな移転や拡張の需要が高まる中で、特に新築ビルの人気が顕著となっています。今後も市場動向に注目が集まるでしょう。新しいオフィスをお探しの方や、賃貸ビルの状況に関心がある方には、非常に参考になるデータと言えます。
まとめ
札幌市のオフィス市場は、空室率の安定と賃料の上昇が顕著です。新築ビルや移転を検討しているテナントにとって、重要な情報を提供するこのレポートは、今後の動向をフォローする上で欠かせないものとなっています。興味がある方は、ぜひ三幸エステートの公式サイトから詳細をご覧ください。