鬼花火・フィナーレ
2025-09-10 11:24:26

登別市の地獄の谷で繰り広げられる鬼花火、20周年の感動フィナーレへ!

地獄の谷の鬼花火、20周年を迎え感動のフィナーレへ



登別市の夏の風物詩「地獄の谷の鬼花火」が、間もなくその20周年を迎えます。このイベントは、登別温泉の守り神「湯鬼神」が手筒花火を掲げ、8メートルにも及ぶ火柱を打ち上げる迫力ある光景を楽しむものです。毎年6月から9月までの間、毎週木曜日に開催され、最終日となる9月25日には特別なフィナーレが予定されています。

鬼花火の誕生の背景とその意義


2006年に始まった「鬼花火」は、登別市の宿泊業従業員や市議会議員、地元企業の人々によって支えられています。過去には、8月下旬に行われる「登別地獄まつり」までの間、町の賑わいが失われていました。そこで、地域活性化を狙い「夜の催し」を立ち上げようという声が高まり、鬼花火が誕生しました。地獄谷のユニークな地形を最大限に活かすために、静岡の伝統的な「手筒花火」を取り入れ、地域の祭りを一新しました。

安全面への配慮


手筒花火を扱う中での安全面も非常に重要で、現地の制作チームはプラスチック製の取っ手を採用し、距離を保つ方法を選択。さらに、衣装には不燃素材を使用し、緊急時にはトランシーバーを活用しています。花火師たちは熱気と興奮を胸に秘め、その舞台を支えています。

最年少の湯鬼神、千葉創太さん


今年、最年少の湯鬼神として舞台に立つ千葉創太さん(23歳)。彼は5歳から鬼花火を観賞しており、その夢を実現するため地域企業に就職。その姿は世代交代の希望となり、登別市の未来を担う存在として期待されています。「もっと多くの仲間がこのイベントに関わってほしい」と語る彼には、地域への熱い想いが込められています。

ボランティアの力


鬼花火の成功を支えるのは、全員ボランティアという強い絆です。宿泊業の従業員、市議会議員など多くの地元の方々が集まり、日々のボランティア活動を通じて地域の魅力を発信しています。このような「社会資本」が観光イベントを支え、持続可能な形で未来に繋げています。

20周年記念フィナーレの準備


今年のフィナーレは、これまでの経験を踏まえた特別な内容で行われる予定です。18時半にはボランティアたちが会場を整え、観客が集まる中、20時には湯鬼神たちが闇の中から姿を現します。高さ8メートルの火柱が上がり、赤く照らされた地獄谷に響く観客の歓声は、まさにこのイベントの全ての情熱と人々の絆を表現しています。20分間の間には登別の夏が凝縮され、心に残る瞬間です。

鬼花火は、単なる観光イベントとしてではなく、地域の絆を深める新しい民俗儀礼として、これからも登別の夜を熱く照らし続けるでしょう。さらに詳しい情報や動画などは、登別市公式noteにて公開されています。

鬼花火の開催詳細


  • - 期間:2025年6月1日(日)から9月25日(木)
  • - 開催日:特定日のみ(6月、7月、9月の木曜日)
  • - 場所:登別地獄谷展望台
  • - 時間:20:00~(20分程度)
  • - 収容人数:1,000名
  • - 料金:大人500円(税込)、小学生以下無料
  • - 入場券購入方法:WEBまたは窓口販売

登別市は自然環境と都市機能が共存した美しい街であり、ここでの鬼花火は訪れる人々にとって特別な思い出となることでしょう。北海道を訪れた際には、ぜひ「地獄の谷の鬼花火」を体験してみてください。


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