札幌発！カントミントが沖縄のスタートアップ拠点KSAに入居開始

北海道札幌市を拠点に設立されたカントミント株式会社が、沖縄市の「Koza Startup Arcade（KSA）」に入居を開始した。カントミントは、札幌市役所出身の3名によって創業され、官民連携を推進することを主要な目標としている。この度の入居は、「STARTUP BOOT CAMP ゼロからの起業」のデモデイでKSA賞を受賞したことをきっかけに実現した。

カントミントのミッション

カントミントのCOOである伊藤諒氏は、「私たちの使命は、行政と民間の“間”をつなぐことです。札幌を拠点に、全国各地の地方創生を支援したいと考えています」と語る。カントミントは新たな事業を立ち上げる予定で、特に沖縄の地方企業や行政との関係構築を重視しながら、地域の特性を生かしたサービスの提供を目指している。

地域をつなぐ新たな挑戦

北海道と沖縄という日本の最北と最南の地が手を組むことは、地域活性化の大きな一歩である。豊里健一郎代表取締役は、「カントミントの取り組みは、地域社会にとって必要不可欠な価値を生み出す。行政の経験を生かした事業は、沖縄のスタートアップコミュニティにとっても重要な存在となると確信しています」と強調する。

KSAによる地域創生への貢献

KSAは、沖縄市コザに位置するスタートアップ支援拠点で、かつてのシャッター街が新たな活気を取り戻す様子は、多くの注目を集めている。この場所は、起業家と地域社会、さらに音楽やビジネスが交差する演舞の場として機能しており、地域の活性化に寄与している。KSAから生まれたスタートアップは、街の未来を声に出して創造している。

今後の展望

カントミントはKSAでの新しい取り組みにより、単に札幌だけでなく全国の地域との連携を強化する方針である。これにより、沖縄の行政職員や地元企業との新たなつながりを持ち、地方創生のシナジーを生み出すことが期待されている。地域に根ざしたビジネスモデルを設計し、各地域の特性を活かせるプロジェクトを展開していく。