岩下兄弟の業務効率化、インフォマートのプラットフォーム導入が生んだ革命

熊本県に本社を構える老舗パチンコチェーン「岩下兄弟」。創業から70年以上の歴史を持つこの企業は、地域に密着したサービスを提供し、多くのお客様に支持されています。しかし、近年の業務の複雑化と効率化へのニーズの高まりに伴い、請求書管理の煩雑さが大きな課題となっていました。

導入前の課題

岩下兄弟では、月間に約200社から最大で1,000枚の請求書が各店舗や本部に届き、処理期間は約15日。特に連休の多い月は、業務が逼迫し、業務の遅延やミスが発生することがありました。請求書の紛失リスクや、承認プロセスの複雑さも頭を悩ませる要因でした。このような状況の中、業務の透明性を向上させる必要がありました。

導入のきっかけ

このような課題を打破すべく、岩下兄弟は2016年、取引先から「BtoBプラットフォーム請求書」の提案を受けました。デジタルで請求書を簡単に受け取れるという新たな手法に目を見張り、導入を決定しました。このプラットフォームは、請求書をPDFに変換することなく、デジタルデータのままでのやり取りを可能にします。そのため、業務が飛躍的に効率化されることが期待されました。

目覚ましい導入効果

業務時間の劇的な削減

「BtoBプラットフォーム請求書」の導入により、月間400〜500時間の業務時間が削減されました。請求書処理にかかる日数が6〜7日分も減り、スタッフはその時間をデータ分析や仕入れ戦略に充てられるようになりました。また、このデジタル化により2020年の熊本豪雨でも業務を止めることなく対応することができ、事業継続計画（BCP）への貢献も実感しました。

発注業務の可視化

「BtoBプラットフォーム TRADE」の導入後、各店舗での景品発注は一元管理され、発注状況が明確になりました。これにより、毎月500枚の納品書もデジタル化され、業務がスムーズに進行するようになりました。経営の効率化とコストの見直しが図られ、企業の競争力が向上したのです。

今後の展望

岩下兄弟は、これからもデジタル化を推進し、景品のみならず消耗品の発注や工事依頼の管理にも「BtoBプラットフォーム TRADE」を活用する方針です。また、競合との差別化を図るため、データ分析にAIを活用することを目指しています。収集したデータを基にした戦略立案を行い、さらなるDX推進を計画しています。

このように、岩下兄弟はデジタル化を活用して業務の効率化に挑んでおり、今後の成長が期待されます。成長と革新が続くパチンコ業界において、岩下兄弟の取り組みは注目に値し、他社にとっても大いに参考になるでしょう。