シトンガーデンが新管理体制を発表、観光支援に向けた取り組みを強化

札幌市のコンドミニアムホテル「Citson Garden（シトンガーデン）」が、今秋より新たな管理体制を整備しました。その名も「EASiNESS（イージネス）」。新たに設立したこの子会社は、緊急時の対応や日常的な管理活動をスムーズに行うことを目的としています。

EASiNESSの設立背景

これまでシトンガーデンでは、現地でのリクエストやクレーム、トラブル対応などを外注に頼っていました。しかし、こうした依存体制は時として迅速な対応を妨げていました。そのため、現地対応をEASiNESSに一本化し、9月1日から本格的に業務を開始しました。この変革によって、より質の高いサービスが実現されることが期待されています。

観光業復興への貢献

Citson Gardenシリーズは、2020年から2021年にかけて4つの施設をオープンしました。新型コロナウイルスの影響で多くの宿泊施設が閉館や休業を余儀なくされていく中、シトンガーデンは逆にこの機会をチャンスと捉えました。「外客数回復時に外国人旅行者を迎える体制が希薄になることは、道内経済に深刻な影響を及ぼしかねない」という考えから、観光産業の復興に貢献するべく新体制を整えました。

2023年12月には5棟目の施設「Eahomme（イアオーム）」がオープン。最新の宿泊施設は和モダンを基調としたラグジュアリーなデザインで、外国人旅行者のニーズに応えることを目指しています。そのため予約が途切れることはなく、シーズンを問わず高い人気を誇ります。

新たな形の不動産投資

シトンガーデンシリーズの特長の一つは、宿泊型のコンドミニアム施設と賃貸住宅が併設されている点です。建物の中でそれぞれの用途に応じた専用設計が施されており、エントランスも分かれているため、住人と宿泊客のプライバシーが保たれます。

このように、一棟の建物に異なる機能を持たせることで、宿泊者の需要が低下する時期でも安定した賃貸収入を確保できます。そうした背景から、この新しいモデルは投資物件としても注目を浴びています。

シトンガーデンの優れたサービスと新たな管理体制は、今後の観光業の復興を支える重要な役割を果たすことでしょう。その動きから目が離せません。公式サイトでも最新情報が更新されているので、ぜひチェックしてみてください。公式サイトはこちら