北海道白糠町の海の幸を直送!
北海道・白糠町から新鮮な魚が首都圏の飲食店に直接届けられる取り組みがスタートしました。株式会社イミュー(所在地:東京品川区)が、地域資源を活かした産業創出を目指し、白糠町で加工した道産タラやサバを、大手飲食チェーンのエー・ピーホールディングス(APHD)と連携して提供します。
白糠町とは
白糠町は、北海道の東部に位置する人口約7,000人の町です。豊かな自然に恵まれ、漁業や林業、酪農が盛んであり、太平洋の暖流と寒流が交わる地点に位置しているため、豊富な海産物が育まれています。町名はアイヌ語の「荒磯のほとり」に由来し、地元の特色を伺わせます。
この町から新たに設立された水産加工業の子会社、株式会社シラリカでは、「極寒ぶり®」や新鮮なタラ、サバなどの水産加工品が生産されています。これらのほとんどは、ふるさと納税の返礼品として全国各地に発送されていましたが、新たな試みとしてAPHDの飲食店での提供が実現したのです。
APHDとの強固なパートナーシップ
APHDのバイヤーは、白糠町を何度も訪れ、地域の自然や生産者の力を理解してきました。このプロセスを通じて、イミューが誇る新鮮な道産素材の美味しさを最大限に引き出し、首都圏の消費者に届けるための強力なパートナーシップが築かれました。APHDの掲げる「生産者・販売者・消費者全てのALL-WINを目指す」という理念は、イミューの目指す方向性とも一致しており、この取り組みは白糠町の魅力を広めると共に、地元生産者の活力、地域の活性化にも大きく貢献することでしょう。
提供メニューとその魅力
2025年1月20日から提供開始予定のメニューには、北海道産のサバを使用した「しめ鯖」があります。サバの脂が乗り、こだわりの「締め酢」で締めたこの一品は、260円で2貫の提供となり、また、炙り〆さばも同価格で楽しむことができます。そして、がりさば巻は360円で、こちらは1本の提供です。新鮮なサバを厳選し、独自の調合酢で仕上げられたしめ鯖は、まさに素材の良さを引き立てた逸品です。
さらに、2025年1月14日からは北海道産のタラを使った「フィッシュ&チップス」も提供開始されます。748円というリーズナブルな価格で、カラッと揚がったタラとジャガイモの組み合わせに特製ビネガーが添えられ、どこか懐かしさを感じる味わいです。
これらの提供店舗は、まずは神奈川県の「立鮨 すし横 横浜ポルタ店」と、北海道シントク町塚田農場の各店となっており、詳細は公式サイトで確認が可能です。
未来への期待
株式会社イミューは「地域に根を張り、日本を興す」をコンセプトにしています。この新たな取り組みを通じて、白糠町の魅力を広めつつ、地域生産者の活性化にも寄与していく姿勢が評価されています。地域の豊かな食材を首都圏の人々に直送することで、北海道の過疎地域が抱える様々な課題の解決にも繋がることでしょう。今後もこのプロジェクトに目が離せません。