福島RDMセンター2025『結』~海と生きる~
2025年9月25日、福島県浪江町の福島RDMセンターにおいて、未来を切り拓くネットワーキング型テックイベント『結』が開催されます。これは「福島イノベーションコースト構想」を実現するために、會澤高圧コンクリートが開設した生産型研究開発拠点で行われるものです。今年のテーマは「海と生きる」で、私たちの列島を取り囲む広大な海を活用し、新しい未来を共に考える機会を提供します。
日本は世界第6位の面積を持つ海域を有しており、その可能性に注目が集まっています。エネルギーや食の安全保障が脅かされる中、持続可能かつ自立した海洋国家としての自画像を描くための第一歩となるでしょう。このイベントは、境界を越えた人間同士、テクノロジー同士の結びつきによるイノベーションを希望させるプラットフォームです。
イベントの目玉
プログラムの中でも特に注目されているのが、最先端の素材技術を用いた世界初の蓄電コンクリート「ec³」です。MITとアイザワ技術研究所の共同開発により生まれたこの技術は、コンクリートに電気を蓄えることが可能で、風力や太陽光などの再生可能エネルギーを利用する新しいライフスタイルを提案します。
この新しい技術の発表は、RDMセンターの開場となる11:00から行われ、さらに様々な分野の専門家による講演やセッションが展開されます。特に「蓄電コンクリート工業会」の設立総会や記者会見が行われるため、これからの技術がどのように社会に実装されていくのか、非常に興味深い内容になることでしょう。
プログラム内容
イベントは幅広い内容で構成されています。例えば、 AAA(ARASE AIZAWA AEROSPATIAL)による、産業用エンジンドローンに関するセッションや、グリーンアンモニア製造艦「MIKASA」の最新動向についての講演が予定されています。また、「きいてみる防災」と題した特別ワークショップもあり、災害対策について新しい視点を得ることができます。
さらに、環境問題に取り組むための海とCO₂を利用した次世代コンクリート材料に関する講演や、フィルム上映もあり、さまざまな角度から海と技術、持続可能性について考える場となります。
常設展示と地元の魅力
今回のイベントでは、常設展示もいくつか用意されています。「新しい防災のカタチ」という理念を掲げたワークショップや、北海道のライフスタイルを提案する展示、さらに岐阜の特産品や福島の地元食材を使用したビストロなどが出展され、地域の魅力を探求できます。
参加方法
このイベントは事前登録制となっており、専用の二次元コードから参加者を募っています。参加は現地に足を運ぶ方法のほか、オンラインでも可能なハイブリッド形式です。福島の復興を支援したい方や、新たな挑戦に関心のある方々にとって、意義深い時間を提供すること間違いなしです。
詳細なプログラムや参加方法については、公式サイトを訪れて確認してください。2025年の福島RDMセンターで、未来を切り拓く「海と生きる」一歩を共にしませんか?