2026さっぽろ雪まつりで会津の魅力再発見!
2026年の冬、札幌で開催される「さっぽろ雪まつり」において、訪れる人々を魅了するための特別な大雪像が登場します。その名も『会津 鶴ヶ城』。大通会場8丁目「雪のHTB広場」では、この歴史ある名城がリアルに再現され、多くの観光客を迎えることでしょう。
鶴ヶ城の歴史的な背景
会津若松市に位置する鶴ヶ城は、数多くの名将が治めた場所であり、その歴史は1384年に遡ります。当初は葦名直盛が築いた東黒川館が起源であり、文禄2年には蒲生氏郷によって日本初の本格的な天守閣としての「鶴ヶ城」が完成しました。
戊辰戦争の際には、新政府軍の攻撃を一ヶ月も耐え続け、その堅牢さから「難攻不落の名城」と称されました。しかし、明治期にはすべての建物が取り壊され、鶴ヶ城は一時その姿を消してしまいましたが、昭和40年には天守閣が再建され、2011年には屋根瓦が幕末当時の赤瓦にふき替えられました。現在、赤瓦の天守閣は日本に現存するお城の中で唯一無二の存在となっており、令和7年には天守閣の再建60周年を迎えます。
大雪像の制作と工法
この大雪像『会津 鶴ヶ城』は、独自の「アイスブロック工法」を用いて制作されます。この工法では、雪で作った細かなパーツを丁寧に貼り付け、精巧な再現を目指します。制作チームには、HTB北海道テレビと陸上自衛隊第18普通科連隊が参加しており、延べ3,800人の自衛隊員が力を合わせて、1月5日から2月3日までの約30日間で完成を目指します。
会津の宝ブースも楽しみ
また、大雪像の隣には「会津の宝ブース」が設けられ、会津の特産品や郷土料理が販売されます。特に福島県会津のお酒は、全国新酒鑑評会で金賞を受賞することが多く、その品々は全国に誇れるものばかり。色々なお酒を試しながら、会津の文化にも触れてみてはいかがでしょうか。
詳細情報
今回のさっぽろ雪まつりは、2026年2月4日から11日までの期間にわたり開催されます。会場は、ほかのイベントと同様に大通会場8丁目「雪のHTB広場」ですが、大雪像の規模は幅21m、奥行21m、高さ15mと圧巻です。来場者の皆さんが感動をともにし、素晴らしい思い出を作る機会になるでしょう。
ぜひ、札幌の冬の風物詩である「さっぽろ雪まつり」に足を運び、歴史ある鶴ヶ城や会津の魅力を実感してください。お待ちしております!