クマ防災AI技術
2026-01-30 20:00:39

AI技術でクマの出没情報を可視化!新たな防災のカタチ「FASTBEAR」と「SENTINEL」

クマの出没情報をAIで可視化する新システム



2026年1月24日、福島県会津若松市で開催された「アオタケプロジェクト2026年 成果発表会」において、株式会社Aisometryが新たなAI技術を発表しました。彼らが開発した「FASTBEAR」と「SENTINEL」は、全国47都道府県におけるクマの出没情報をリアルタイムで収集・分析し、視覚的に確認できるシステムです。この発表は、鳥獣対策に新しい道筋を示すものでありました。

「FASTBEAR」:クマ出没を見える化するダッシュボード



「FASTBEAR」は、全国のクマ出没情報をAIによって自動収集し、整理するダッシュボードです。地図とタイムラインにより、どこでクマが出没したかを一目で把握できます。2025年12月26日に正式に公開されたこのシステムは、その直後から36のメディアに取り上げられ、大きな注目を集めました。実際、開始1か月でフォロワーが230人を超え、ダッシュボードの利用者が8,000人を超えるなど、早くも多くの支持を得ています。

運用の中心には、クマ出没情報を「収集・統合・可視化・共有」するという重要なプロセスが据えられており、今まで現場の経験に依存していた情報判断を、データに基づいた論理的なものへと変換することが期待されています。

「SENTINEL」:クマを自動検知するカメラ



「SENTINEL」は、AIを利用して市街地や生活圏近くにクマが侵入した際に自動で検知する監視カメラです。この低コストなシステムは、これまで多くの時間を要していたクマ発見のプロセスを迅速化します。現場で即座に確認できる画像付きの一次情報をリアルタイムで取得するため、利用者は迅速に対応が可能になります。

さらに、「SENTINEL」で収集した情報は「FASTBEAR」と連携され、クマの出没情報を地図上で視覚化することで、どの地点でクマが確認されたかが一目でわかります。この統合により、市町村や関係機関はより効率的に、かつ効果的に獣害対策を立てることができます。

成果発表会の盛り上がり



発表会は、会津若松市の市長や福島県の副知事をはじめ、地域の企業やメディア関係者も参加し盛況に行われました。ステージ上でのプレゼンテーションでは、クマ出没対策の課題とその解決策を提案したほか、実際のシステム稼働画面やデモ映像を用いて、視覚的にその効果を示しました。

懇親会では、参加者がFASTBEARを実際に操作しながら、導入・実運用に向けた具体的な議論が交わされました。「どう使うか」を中心にした、本物の現場目線の意見交換が行われたことが特徴的でした。

今後の展望



株式会社Aisometryは、会津若松市での実証実験を通じて、地域との連携をさらに強化していく方針です。これにより、FASTBEARとSENTINELを実運用に耐える社会インフラに仕立て上げることを目指しています。最終的には、全国でのクマ出没情報の可視化と迅速な対応が可能な新しい獣害対策基盤を構築することを目指しています。

この仕組みが普及することで、クマ出没という地域課題が一層軽減されることが期待されます。また、今後の展開にも注目が集まります。


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