フードバンクのラストワンマイルを考える事例紹介&ワークショップ開催
北海道で進化するフードバンクの取り組みとして、特に重要な「ラストワンマイル」の配送方法に焦点を当てたワークショップが開催されます。このイベントは、食品を必要とする個人世帯に効率的に食材を届けるための新たなアイディアを探ることを目的としています。
フードバンクの背景と現状
フードバンクは、余剰食品を必要とする人々に届ける活動を行い、社会の中で重要な役割を果たしています。特に昨今の物価高や経済状況の影響で、フードバンクへの需要は急速に高まっています。それに伴い、どのように食品を効率よく、そして必要とされる人たちに届けるかが大きな課題となっています。
このワークショップでは、北海道フードバンクネットワークの代表者や、フードバンクに関連する各団体が集まり、具体的な事例をもとにその解決策を模索します。
事例紹介
小樽の済生会フードバンクの自動販売機
小樽では、済生会が展開する自動販売機を活用したフードバンクの取り組みが話題を呼んでいます。この自動販売機は、食品を必要とする人々が気軽にアクセスできる仕組みを提供しており、食品の受け取りが自動化されています。これにより、プライバシーを保ちながら、必要な物資を簡単に受け取ることが可能となっています。
恵庭のコミュニティフリッジ
次に、恵庭では、「まちづくりスポット恵み野」が運営するコミュニティフリッジが注目されています。この無人コンビニ型の取り組みは、地域住民が自由に食品を出し入れできる仕組みで、地域社会のつながりを深めながら、食品の無駄を減らす効果があります。
ワークショップの内容と目的
ワークショップ当日は、上記の事例を踏まえた上で、参加者が今後のフードバンク活動について意見を出し合い、最善のアイディアを模索します。また、物価高の影響で増える需要に対して、限られたリソースをどのように効果的に分配するかが重要なテーマとして議論されるでしょう。これにより、地域全体が助け合う仕組みを強化することを目指します。
出席者は、企業や農家、行政機関、そして生活困窮者支援に関わる人々など多岐にわたります。参加費は無料で、リアル参加者とオンライン参加者を募集しています。
イベント詳細
- - 日時: 1月17日(金曜日)14:00〜16:00(開場 13:30)
- - 場所: 札幌エルプラザ2階 環境研究室1.2
- - 要予約: 定員はリアル参加 40名、オンライン参加 90名
- - 予約リンク: こちらをクリック
この機会に、フードバンクの取り組みについて知識を深め、地域社会のつながりを築くための一歩を踏み出しましょう!フードバンクの未来を共に考え、より良い食の支援を実現しましょう。