新しい5G時代の幕開け!
株式会社マグナ・ワイヤレスが、高度な通信ニーズに応える新製品「AU-700W」を発表しました。この装置は、TSN(Time-Sensitive Networking)に対応したローカル5G機器で、通信の遅延時間を1μs以下に抑える“ジッタレス通信”を実現しています。
共同研究による成果
マグナ・ワイヤレスは、地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター(都産技研)と協力して、2024年度の「クラウドと連携した5G・IoT・ロボット製品開発等支援事業」に採択され、先進的な試験環境の下で「AU-700W」の開発に取り組みました。この共同研究では、既存の5G装置が抱える通信遅延や時刻同期の精度に関する課題を特定し、ゆらぎを最小に抑える設計を施すことで、信頼性の高い通信環境を構築しています。
ジッタレス通信の利点
「AU-700W」は、自社で開発したベースバンド半導体を搭載しているため、通信の確定遅延を実現しました。この機能によって、以下のような産業用途での利用が可能になります。
- - 無線化による配線削減: PLC(Programmable Logic Controller)の無線運用により、大幅な配線の削減が実現。
- - リアルタイムの協調制御: ロボット同士がリアルタイムで連携し、より効率的な作業が可能に。
- - エッジAIとの連携: 超低遅延でのデータ管理により、AIシステムとのスムーズな通信を実現。
- - ドローンの操作: 遠隔からのリアルタイム制御が可能となり、物流などの分野での活用が期待されます。
目指す未来の産業展開
マグナ・ワイヤレスは、今後「AU-700W」を使い、年間100台の販売を目指して市場展開を進めていくとしています。ローカル5Gの導入によって、さまざまな業界での技術革新を促進し、企業がその強みを最大限に引き出せるよう支援します。
一方で、都産技研もこの新製品の開発を通じて、5G関連技術の提供や評価支援を行い、IoTやロボット技術の活用シーンを増やすために尽力する予定です。
背景にある革新技術
「AU-700W」の開発には、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の支援を受けたプロジェクトが背景にあります。このプロジェクトでは、ポスト5G対応の半導体を共同開発し、世界初となる超低遅延通信を可能にする技術が実現されたのです。
結論
マグナ・ワイヤレスの「AU-700W」は、これまでのローカル5Gの限界を突破する新たな選択肢を市場に提供します。今後の展開にぜひ注目したいところです。5G技術の進展とともに、私たちの生活と産業がどのように変わるのか、期待が高まります。