北大ラズベリーのマドレーヌが誕生
北海道の新しいスイーツとして、北大ラズベリーを使用した「米粉のまどれーぬ ラズベリー」が登場しました。製造元は地域の飴をモチーフにしたスイーツをお届けしている株式会社HYKです。彼らはこの新商品の開発に15年もの歳月を費やし、北海道大学の星野研究室と余市町の生産者が共同で研究を行い、特に優れた4品種の北大ラズベリーを誕生させました。このラズベリーは爽やかな酸味と甘味を持ち、大変香り高いのが特徴です。
北大ラズベリーの背景
北大ラズベリーは、日本の気候に適した低木栽培が可能で、栽培が容易な点を重視して開発されました。国内の流通において99%が輸入株で占められており、日本の気候には適さないため、星野教授はこの状況を改善すべく長年の研究を続けてきました。野生のキイチゴをラズベリーと掛け合わせた結果、数多くの品種から選び抜かれたのが北大ラズベリーです。
米粉を使ったマドレーヌの魅力
このマドレーヌの特徴は、米粉を使用したグルテンフリーである点です。そのため、小麦アレルギーがある方やグルテンを控えたい方でも安心して食べられます。また、パッケージの工夫により賞味期限は365日と長く、フードロスの削減にも寄与しています。
HYKでは、不要な小米や割れたお米を使用して米粉を作り、これもフードロス対策の一環として取り組んでいます。小ロットで作るため、多様なマドレーヌの試作が可能でもあり、今後も幅広い展開が期待されます。
持続可能な営農との関わり
株式会社HYKは、持続可能な開発を目指す企業であり、特に高齢化が進む生産者の負担を軽減することが理念の一部です。北大ラズベリーを使用することで、生産者と消費者双方にとってメリットがある製品を提供しています。
さらに、HYKが運営する就労継続支援B型事業所「ベジタブル」では、マドレーヌの袋詰めやラベル貼りなどを通じて障がい者の就労支援を実施しています。これにより、彼らの収入向上にも貢献しています。
購入方法と店舗
この新しいマドレーヌは、札幌にある「札幌マドレーヌ本舗マドマドレ」や「DCM西岡店」などで購入可能です。また、オンラインではAmazonやYahoo!ショップ、さらにHYKが運営するECモール「collesho」でも手に入れることができます。
ぜひ、爽やかな香りと味わいを楽しめる北大ラズベリーのマドレーヌを手に取ってみてください。あなたのスイーツタイムを豊かにしてくれること間違いなしです。