北海道訓子府町と石井食品が連携!持続可能な町づくりへ
2025年4月9日、石井食品株式会社と北海道の訓子府町が包括連携協定を締結し、共に「持続可能な町づくり」への道を歩むこととなりました。この協定により、石井食品は自身の無添加調理の技術を通じて、地域農業の振興や経済活性化に貢献できると期待されています。
石井食品の理念と取り組み
石井食品は1945年に創業し、その伝統的な食品製造技術を駆使した商品作りを行っています。不使用の食品添加物にこだわり、安心・安全な食を提供することが企業の使命であり、特に「おべんとクンミートボール」は長年にわたり多くの家庭で愛されています。
これまで同社は「日本一、生産者と地域に貢献する食品会社」を目指し、地域の生産者との連携を深める活動を展開してきました。収穫体験や食育活動などを通じ、地域の子どもたちや家庭が農と食に奉仕する意義を深める努力を続けています。
訓子府町との連携の意義
訓子府町はオホーツク地方に位置する農業が盛んな町で、特にたまねぎの生産が有名です。わずか4,435人の人口ですが、若手後継者が多く、持続可能な地域づくりに力を入れています。
今回の協定締結は、訓子府町が目指す持続可能な成長と、石井食品の理念が一致した結果といえます。両者は、地域産業や経済の活性化を推し進め、地産地消や食育に貢献する活動を共同で進めていく予定です。
具体的な取り組み内容
協定のもと、以下のような具体的な協働活動が展開されます:
1. 地域産業の活性化を目的とした農業振興活動
2. 地域のブランディング支援
3. 地産地消推進のための食育プログラムの開発
4. 地域活性化起業人の派遣による事業支援
5. 持続可能なまちづくりへの貢献
特に注目されるのは、4月から実施される「地域活性化起業人制度」を通じた人材の派遣です。これにより、訓子府町の農業を支える新たなビジネスモデルの構築を目指します。
食材の魅力を生かした新商品開発
石井食品は、たまねぎを主力原料の一つとして、多くの製品に使用することで、実際の生産者との関係を深めていく考えです。これにより、訓子府町の農業を支えつつ、消費者に新たな価値を提供することを狙っています。地元の新鮮な食材を用いた商品開発や食の教育に関するイベントを通じて、地域とのつながりを強化していく予定です。
今後も、地域とともに歩む企業として、持続可能な社会の実現に向けた様々な取り組みが期待されています。石井食品と訓子府町の連携によって、多くの人々に愛される商品が生まれることを願っています。