北海道北部の再生可能エネルギー導入に向けた新たな協業
2025年6月10日、株式会社ユーラスエナジーホールディングスとGEヴェルノバ社が北海道北部地域における再生可能エネルギーの導入推進に関する覚書(MOU)を締結。署名式は経済産業省で行われました。
日本政府は第7次エネルギー基本計画の中で、2040年度までに風力発電が電力供給の4~8%を占めることを目指しています。それに伴い、経済産業省が提案する「GX2040ビジョン」では、クリーンエネルギーの地域別導入と、効率的かつ効果的な産業用地および脱炭素電源の整備に焦点が当てられています。これにより、地方創生と経済成長の相乗効果を狙っています。
ユーラスエナジーホールディングスは、GEベルノバ社と協力し、北海道北部での「GX産業立地」の実現を目指します。具体的には、同社の陸上風力発電機を活用し、再生可能エネルギーをより一層導入し、さらには再エネ電源を利用したデータセンターの立地を進める計画です。
ユーラスエナジーは、「クリーンエネルギーの普及・拡大を通じ、地球環境保全の一翼を担う」という理念のもと、再生可能エネルギーを「つくる」「集める・整える」「届ける」「つかう」までの一連のバリューチェーンを構築し、持続可能な社会の実現に取り組んでいます。
GEベルノバ社について
GEベルノバ社は、火力、風力、送配電の各事業を中心に、先端の研究、コンサルティングサービス、金融サービスを展開するグローバルなエネルギー企業です。130年以上の歴史を持つ同社は、脱炭素化を進めながら、世界の送配電インフラの進化を支援しています。GEベルノバは「The Energy to Change the World」という理念のもと、持続可能なエネルギー未来の実現を目指しています。
「GE」は品質と技術革新の象徴であり、「Ver」は緑を、「Nova」は新しさを意味します。これにより、GEベルノバ社の使命が明示されています。本社はマサチューセッツ州ケンブリッジにあり、世界100ヵ国以上に展開し、80,000人以上の従業員を擁しています。
この協業によって、北海道北部地域における再生可能エネルギーの導入が加速し、地域経済に対する新しい風を吹き込むことでしょう。この取組みが成功すれば、地方での持続可能な発展が期待されています。再生可能エネルギーの普及は、私たちの未来に向けた重要なステップです。