リレーワークスと京東の手を組んで日本の魅力を届ける
北海道札幌に本社を構えるリレーワークス株式会社が、2025年7月7日、国内外で注目されている中国の大手ECプラットフォームである京東(JD.com)に「国家館・日本地方特色館」をオープンします。このプロジェクトは、日本の地域特産品や高品質な製品を中国市場に届けることを目的としており、リレーワークスが展開する新たな取り組みを象徴するものです。
中国市場のEC環境と日本製品へのニーズ
中国のオンラインショッピング市場は急速に拡大しています。特に、ライブコマースや迅速な配送など、顧客体験の向上がこの成長を押し進めています。京東は、マーケティング、アフターサービス、物流までを一貫して提供する高品質なECプラットフォームであり、日本製品の展開に最適な環境を整えています。
日本製品はその品質や信頼性から、特に化粧品、家電、ベビー用品、ファッションアパレルなどのカテゴリーで高い人気を誇ります。この需要に応えるべく、リレーワークスは日中間の貿易促進にも力を入れています。
安全性を求める中国の消費者
中国の消費者は「安心・安全」を重視する傾向があり、日本製品の高い品質基準は信頼されています。物流インフラの整備が進む中で、京東を通じた日本製品の購入の利便性が高まっており、ますます多くの中国消費者に届くことが期待されています。
また、越境ECにおいては、日本製品の中国市場への参入が加速しており、個人消費者による海外製品の購入がしやすくなっています。リレーワークスの取り組みは、認知されていない良質な製品やサービスを広めることで、日本国内の課題解決にも寄与したいという想いからスタートしました。
国家館・日本地方特色館が果たす役割
「国家館・日本地方特色館」には三つの重要な役割があります。まず一つ目は、地方特産品のブランド化と輸出促進です。特定地域の商品をプロモーションし、中国市場でのブランド確立を支援します。
二つ目は、地方企業の越境EC支援です。これまでハードルが高かった地方企業向けに、初期費用や月額費用が0円の「お試し出店プラン」を用意。これにより、リスクを抑えつつ越境ECに挑戦できる環境を提供します。
最後に、観光誘致との連動を意識しています。地域の商品を通じて日本文化への興味が高まることを期待し、観光需要の創出にも寄与します。上述の取り組みを通じて、地方創生に貢献することができるでしょう。
モールの運営方針
「国家館」という名称は特別なパートナーに与えられ、通常店舗よりも信頼度が高いことを象徴しています。この館では、主に「美と健康」をテーマにした日本の良質な製品を紹介し、地方特色館として日本各地域の特産品も取り扱います。顧客が親しみやすいように、地域別の商品検索機能を設け、探しやすい画面構成を計画しています。
ジェイグラブとの提携
リレーワークスは、越境EC事業での実績を持つジェイグラブ株式会社との業務提携も進めており、日本企業の海外展開を多面的に支援します。リレーワークスが中国市場を担当し、ジェイグラブが欧米や東南アジアでの展開を担当することで、企業の多様なニーズに応える体制が整います。
会社概要
リレーワークス株式会社は、2020年に設立され、札幌を拠点に人材サービスや越境EC、貿易コンサルティングなどを展開しています。日本の高品質な製品を中国市場に届けることで、地域活性化に貢献し、両国の架け橋となることを目指しています。これからの展開に注目が集まります。