白石区青少年武道大会で見えた若武者たちの成長と団結

2025年12月7日、札幌市白石区の体育館で開催された「白石区青少年武道大会」。この日は、市内の小中学生88人が集い、日頃の鍛錬の成果を披露しました。この大会は白石区青少年武道大会実施委員会と白石区の共同主催で、剣道や柔道を通じて選手同士の交流や青少年の健全な育成を目指しています。

開会式では、長谷川豊白石区長が挨拶し、「相手を敬い、感謝しながら技を競うことが武道の素晴らしさ」と語り、選手たちに向けた温かい言葉が印象的でした。また、中学女子の剣道部門に出場する横堀侑選手は、「正々堂々と戦うことを誓います」と力強く選手宣誓し、会場の雰囲気が一層引き締まりました。

大会では、剣道部門、小学生と中学生のそれぞれに3つの部門が設定され、個人戦と紅白戦が行われました。選手たちの気迫あふれる声援や力強い足音が響く中、面や胴に決まる打突に会場は沸き立ちます。観客からは拍手が送られ、選手たちの真剣な姿勢に感動の声も上がっていました。

柔道部門では、個人戦と団体戦が行われ、こちらでも選手たちの激しい攻防が繰り広げられました。指導者や家族からは「前に出ろ！」や「頑張れ！」といった声援が飛び交い、選手たちの頑張りを後押ししていました。

大会の最後には、表彰式が行われ、入賞した選手たちには賞状とメダルが授与されました。選手や観客からは大きな拍手が送られ、感動を胸にこの大会は幕を閉じました。

武道は勝負であると同時に、礼儀や感謝の心を育む場でもあります。この大会を通じて、若い選手たちが技術のみならず、心の成長も見せてくれました。白石区青少年武道大会は、今後も地域の青少年にとって大切な機会となり、健全な育成の場として引き続き多くの関心を集めることでしょう。