伊藤園フードサービスの新たな取り組み
伊藤園フードサービスが、オペレーションの標準化と食の安全管理の基盤を強化するための新たなステップを踏み出しました。全国に83店舗を展開する同社は、お茶処「茶寮 伊藤園」を2026年3月からフランチャイズ(FC)として展開します。その成功には、「直営店と同じ品質と安全性を維持すること」が不可欠です。
導入した新システム
このため、伊藤園フードサービスは、株式会社インフォマートが提供する「V-Manage」と、「BtoBプラットフォーム 規格書」「メニューPlus」を導入することを決定しました。これにより、全店共通の運用ルールを構築し、業務の効率化と安全管理の向上を図ります。
特に、「V-Manage」は衛生管理やタスクの一括管理を可能にし、各店舗での業務マニュアルやアレルギー情報を統一してデジタル化することで、属人化を解消します。これまで紙やExcelで管理されていた情報が統一され、リアルタイムで状況を把握できるようになります。
スムーズな現場への浸透
2026年1月には、社員約70名を対象に「V-Manage」の説明会が開催されました。デモンストレーションを通じて具体的な操作方法やそのメリットが説明され、店舗運営の高度化に向けた準備が整いました。
標準化されたオペレーションの効果
新しいシステム導入により、伊藤園フードサービスが期待する主な効果は以下の通りです。
1. アルバイト主体でも運営できる体制へ
「V-Manage」を利用することで、すべての店舗が共通の運用ルールを持ち、アルバイトスタッフでも安心して業務を行えるようになります。
2. マネジメントの標準化
2026年4月にリリース予定の「臨店機能」を活用すれば、エリアマネージャーによる店舗巡回が統一され、担当者の経験に関係なく、店舗の質を一定に保つことが可能になります。これにより、問題点の早期発見が期待できます。
3. 食の安全管理体制の強化
「BtoBプラットフォーム 規格書」により、商品規格書がデジタル化され、全店で同じフォーマットで情報が管理されます。これにより、アレルギー情報を迅速に共有でき、安全な食の提供体制がより確固たるものになります。
企業からのコメント
伊藤園フードサービスの担当者は、インフォマートのサービスを導入することで、店舗運営の質を一段と高め、業務の効率化とデジタル化を進める意向を表明しています。
「こうした基盤を活かして、日本の抹茶の魅力を世界に発信し、和の心を大切にした独自の空間を提供していきたい」とも述べています。
まとめ
伊藤園フードサービスのこの取り組みは、フランチャイズ展開を見据えた大きな一歩であり、店舗運営の品質向上はもちろん、食の安心・安全を確保するための重要な基盤を築くことを目指しています。今後の展開に期待が寄せられます。