新トリプル蓄電システム「KPTPシリーズ」が登場
オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社(以下、OSS)は、今秋から新しいトリプル蓄電システム「KPTPシリーズ」の販売を開始します。このシステムは、戸建て住宅向けに太陽光発電、蓄電池、V2Hをユーザーのライフスタイルに柔軟に組み合わせられる点が大きな特徴です。
1. エネルギーの自家消費の必要性
近年、電気料金の高騰や太陽光発電の卒FIT期の到来、さらに自然災害の増加により、自宅で発電した電気を効率よく使用するニーズが急増しています。特に、仮に停電が発生した際に安心できるように、太陽光発電と蓄電システムの組み合わせが求められています。OSSの新システムは、そんなニーズに応える形で開発されました。
2. V2H機能を活用した蓄電システム
「KPTPシリーズ」では、2035年までに普及が進むとされる電気自動車(EV)を活用できます。EVは動く蓄電池として、万が一の停電時に非常用電源として利用可能です。さらに、将来的に自宅でEVを使用することを見越して、トリプル蓄電システムとして拡張できる機能を持っているのもポイントです。
3. 柔軟なシステム設計
このシステムは、新築住宅だけでなく既存の住宅にも対応しています。初めは太陽光発電と蓄電池の組み合わせで運用し、将来的にEVを購入した際にV2Hスタンドを追加することで、システムを拡張することができます。また、国内最小クラスのコンパクトなデザインの蓄電池ユニットは、どんな住宅環境にもマッチします。
4. 遠隔モニタリング機能
インターネットを通じて、蓄電池の充電状況や太陽光の発電状態をモニタリングできる機能も搭載されています。さらに、遠隔操作で動作モードの変更や充電・放電の設定ができます。これにより、自宅を離れていても安心してエネルギー管理ができるようになります。
5. Jクレジット還元サービス
蓄電池ユニットを導入するユーザーにとって嬉しいサービスもあります。OSSが提供する「みんなでつくるエコ活サークル」に参加すると、太陽光発電で得た電気を通常通り自家消費するだけでポイントを貯められます。このポイントは、さまざまなサービスで使えるため、暮らしをさらに便利にします。
6. スタイリッシュでコンパクト
蓄電池は、ホワイト系の洗練された外観が特徴で、室内に溶け込むデザインが嬉しいポイント。屋内用の6.5kWh/9.7kWhの2機種があり、特に6.5kWhタイプは薄さ137mmという薄型設計を採用しています。また、-15℃以上での充放電が可能になることで、寒冷地での設置も実現しました。
7. まとめ
将来の電気使用のスタイルを予測しながら、多様なニーズとライフスタイルに柔軟に対応する「KPTPシリーズ」は、まさに現代の住まいに必要なシステムといえるでしょう。家庭のエネルギーの未来を感じることができる新しいこのシステムは、エコで快適な生活を提供してくれます。今後、ますます需要が高まるこの分野での革新が期待されます。