ファクトチェック世界大会
2025-12-15 11:12:52

北海道の学生がファクトチェック世界大会で栄冠!真実見抜く力を競い合う

北海道の学生がファクトチェック世界大会で見事優勝



2025年12月13日に開催された「GenAsia Challenge 2025」世界大会において、北海道代表の学生チーム「YAYO-SAN」が優勝を果たしました。この大会は、12歳から24歳の若者を対象とした国際的なファクトチェック競技で、各国から代表選手が集結し、最新の偽情報を見抜く力を競い合いました。

大会の目的と背景



近年、生成AIの進化によって、誰もがリアルな偽情報を簡単に生成できるようになりました。特に2025年に入ると、政治的な場面や自然災害が影響を及ぼす中で、偽情報の拡散は深刻な社会問題となっています。この状況を踏まえ、メディアリテラシーや情報の真偽を見極める能力は次世代にとって必須なスキルとされています。

大会の主催者である株式会社Classroom Adventureと日本ファクトチェックセンターは、この大会を「偽情報の指摘」という受動的なアプローチから「知的なeスポーツ」に昇華させることを目指していました。参加者は楽しみながら、実践的なファクトチェックのスキルを身につけることができる貴重な機会となっていました。

出題された難問



大会では、世界中で実際に観測された偽情報のトレンドに基づいた問題が出題されました。その一例として、「英国王が米大統領にゴルフ対決を挑んだ」という偽ニュース画像を題材としたものがありました。参加者は、画像の改ざんを見抜くための資料を特定する必要がありました。他にも、AI生成動画を見破る問題が出題され、物理法則や地理的な整合性に関して非常に高い知識が求められました。

結果と感想



激戦の末、日本代表チームのYAYO-SANが1位を獲得。他にも台湾のチームが上位を占める中、日本のメディアリテラシー教育の重要性も浮き彫りになりました。それぞれの入賞チームには賞金総額30万円が授与され、YAYO-SANチームはその才覚を証明しました。大会に参加した学生たちは、自らの能力を試すとともに、情報の真偽を対等に扱う力がいかに大切かを実感したことでしょう。

この大会は今後も続く予定であり、さらに多くの国々が参加することが予想されています。ファクトチェックの技術が進化する中、学生たちが情報を正しく理解し、適切な判断を下せる力を養うためのプラットフォームとしてこの大会は重要な存在となっているのです。今後も公式SNSやWebサイトで次回の情報が発表される予定ですので、注目しておきたいところです。

大会の運営



主催である株式会社Classroom Adventureは、慶應義塾大学の学生が設立したEdtechスタートアップであり、様々な情報リテラシープログラムを展開しています。彼らの取り組みは各地の教育機関に広まり、誤情報対策について多くの人々に知識を提供しています。今後も教育の現場において、ファクトチェックの重要性がますます認識されていくことでしょう。

この成功を契機に、ファクトチェックの可能性がさらなる広がりを見せることを期待しています。


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