スポーツを通じた新しい学びの旅
2023年10月、株式会社TOKYO EDUCATION LABが北海道・上川町と協力し、「スポーツ共創型地域探究修学旅行」をプロデュースしました。このプログラムは、東京・世田谷区の駒場学園高等学校の生徒を対象に、地域活性化の取り組みを学びながら上川町の魅力を探求する新しい形の修学旅行です。
上川町の魅力と「感動人口」ビジョン
上川町は「日本一オープンイノベーションな町」として知られ、企業や自治体との共創を積極的に推進しています。「感動人口、1億人」というビジョンのもと、地域の特性を活かした新しいチャレンジを展開。特に「スポーツを活用した共創町づくり」に注力し、2026年のダカールユースオリンピックにも公式種目として採用されている「Baseball5」を題材にした地域づくりを進めています。
昨年12月には、町民参加型の「Big Snow Cup」が開催され、地域のスポーツ振興に寄与しました。これらの取り組みは、上川町が若い世代のアイデアを受け入れ、地域活性化に有効であることを示しています。
修学旅行のプログラム概要
この修学旅行プログラムは、2025年1月から9月までの約10ヶ月間にわたり、全20回の探究学習を実施。生徒たちは上川町を舞台に、現地訪問や地域事業者との交流、自然を利用したワークショップを通じて地域の理解を深めます。事前学習では、上川町の基本情報や地域の魅力、課題を地域に関わる方々から学び、さらにプロスポーツクラブを活用した新たな観光アイデアを創出します。
このプログラムを通じて、生徒たちは主体的に探究テーマを設定し、チームでアイデアを練りながら地域に貢献するプロジェクトを形成します。その後、実際の上川町訪問を経て、地域に向けたプレゼンテーションを行います。
地域への影響と期待
TOKYO EDUCATION LABの代表は、この取り組みが生徒の学びだけでなく、地域にも新たな価値をもたらすとし、より深い学びと持続的な関係が生まれることを期待しています。上川町の地域魅力創造課の担当者も、高校生の真剣な姿勢に感謝の言葉を述べ、若者たちからの新鮮な視点やアイデアが地域にとって重要な刺激だと強調しました。
今後の展望
この修学旅行プログラムは、教育界に新しい風を吹き込み、地域との共創の場を提供することで、参加する生徒たちに貴重な学びを与え、彼らのキャリア形成を支援します。上述のような経験は、学生たちにとって大きな財産となるとともに、上川町の魅力を全国に発信することにもつながります。
上川町とTOKYO EDUCATION LABは今後もこうした共同プロジェクトを通じて、地域の持続的な発展と感動人口の創出を目指していきます。生徒たちが将来、上川町と再び結びつく日を楽しみにしながら、地域全体でこのプログラムを盛り上げていくことを願っています。