厳冬期の災害から命を守る!東区防火防災研修会が開催されました
厳冬期の災害から命を守る
11月25日、札幌市東区民センターにて、令和7年度の東区防火防災研修会が行われました。このイベントは、地域防災の重要な役割を担う町内会役員や防火委員を対象に、災害対策の知識を深めることを目的としています。
研修会の内容
研修会は二部構成で、第一部では札幌市立大学看護学部の准教授、鬼塚美玲氏が講師を務めました。元陸上自衛隊看護官の経験を持つ鬼塚氏は、「厳冬期の地震災害から『命』と『健康』を守るリスクマネジメント」というテーマで講演を行いました。鬼塚氏は、厳冬期に発生しやすい低体温症のリスクについて警告し、防寒対策の重要性を強調しました。「防寒グッズの備蓄や温かい食事の準備が不可欠です」と具体的な対策を提案し、参加者たちにその重要性を訴えかけていました。
続く第二部では、東消防署の熊崎雄太主任火災調査官が登壇。最新の火災の発生状況を分析し、主な出火原因として「電気」や「たばこ」の危険性を紹介しました。熊崎氏は、火災を未然に防ぐための具体的な対策と安全意識の向上について、丁寧に解説しました。特に、参加者は普段の生活で注意すべきポイントをメモしながら熱心に話を聞き、災害対策のスキルを向上させました。
参加者の反響
研修会に参加した地域住民は、普段考えない災害のリスクやその対策について新たな知識を得ることができ、有意義な時間を過ごしました。「こんなに具体的な対策を学べるとは思わなかった。今後は自宅でもしっかりと備えをしていきたい」という声も聞かれ、参加者たちの防災に対する意識が一層高まったようです。
地域の防災力を高める
このような防火防災研修会は、地域の安全を守るために非常に重要です。厳冬期の災害に備え、住民一人ひとりが知識を深め、具体的な行動につなげることが求められています。今後もこのような研修会が定期的に行われ、地域全体で災害に立ち向かう心構えが育まれることを期待しています。
防火防災の体制を強化し、住民同士のつながりを深める希少な機会となったこの研修会。札幌市東区の防災意識を高めるために、引き続き参加者たちの積極的な活動が求められます。