新NISA利用意向の高まりと相談環境の重要性を探る
株式会社NTTドコモとマネックス証券が共同で実施した「NISAに関する意識調査」の結果が発表されました。この調査は、全国の20~69歳の男女1,000人を対象に、新NISA制度の認知状況や利用意向、相談ニーズについて探るものです。
認知率は高いが利用者は限定的
調査の結果、NISAの認知率は約80%に達しましたが、実際にNISAを利用している人は約44.9%に留まっています。このことから、制度活用への道のりはまだ長いことが示されています。特に、NISAに関する内容まで把握している人は、わずか約26.8%と少数派。知識と実際の利用率には大きな隔たりがあることが明らかです。
利用したい意向はあるが……
興味深いのは、NISA未利用者の中で約40%が「利用したい」と考えていることです。しかし、その中で半数以上の人が「1年以上前から利用したいと考えてはいるものの、まだ行動に移していない」と回答しています。こうした状況から、利用したいと思っているが、何らかの理由で一歩踏み出せない人が多いことが推察されます。
相談できる環境の重要性
調査では、お金の話を気軽に相談できる人が近くにいることが、NISAを利用する上で非常に大切であることが分かりました。実際、NISA利用者の約45.7%が第三者に相談をしていると回答しています。このことは、お金に関する相談が、NISAデビューの大きな後押しになっていることを示唆しています。
相談場所不足の現実
しかし、NISA未利用者の約82.6%が「身近にNISAの相談ができる場所がない」と回答しており、半数以上が「気軽に相談できる場所が必要」と考えています。このような状況は、NISAの普及を妨げる要因となっています。
ドコモショップのサポート体制
このような調査結果を受けて、ドコモとマネックス証券は、NISA口座や証券総合口座に関する相談およびサポートを行うため、全国のドコモショップで「NISA・資産運用の申し込みサポート」を開始します。最初は35の店舗からスタートし、将来的には100店舗規模に拡大する計画です。これにより、より多くの人々が資産形成の第一歩を踏み出せる環境が整うことを目指しています。
この調査と取り組みを通じて、NISAについての理解が深まり、身近に相談できる環境が整うことで、より多くの人が資産運用を始めるきっかけとなることを期待しています。