南幌町に誕生した新しい絵本の世界
2023年12月20日、北海道南幌町に新しい絵本の施設『はれっぱえほん館』がオープンしました。この施設は、子ども室内遊戯施設『はれっぱ』内の「MINAすまいるゾーン」に位置し、ファミリー向けの楽しい空間を提供します。オープンにあたり、全国初となる小型書店開業サポートサービス『HONYAL』が導入され、地域の子育て支援に寄与しています。
絵本の魅力と地域貢献
南幌町は、近年書店が喪失していた過去十年間の状態から脱却を図っています。『はれっぱえほん館』の開設は、住民からの熱い要望に応えた形となり、さまざまな絵本を約1,000冊取り揃えることで、子どもたちやファミリーに読書の楽しさを提供することが期待されています。以前は書店がない状況が続いていたことから、地元のコミュニティに新たな文化の根付きを促す本プロジェクトは、地域活性化としても機能するでしょう。
HONYALの特徴
トーハン株式会社が開発した『HONYAL』は、小型書店の開業を支援するためのサービスで、全国初の導入となる『はれっぱえほん館』を通じて、多くの住民にアクセス可能な書店を実現しています。これにより、地域の書店不足を解消し、親子連れや地域住民が気軽に立ち寄りやすい環境づくりを狙っています。営業時間は10時から18時で、第3月曜日が定休日です。さらに、オープン施設内は無料で入店でき、絵本の購入も中央の受付カウンターで行えます。現金およびキャッシュレス決済が可能です。
南幌町の『はれっぱえほん館』の運営
アクティブな地域貢献を目指す『はれっぱえほん館』の運営は、株式会社オカモトによって行われています。オカモトは、47都道府県の700店舗以上で多様な事業を運営しており、スポーツ施設や公共の生涯学習センターなど幅広く展開しています。オカモトとの連携により、書籍と人々の接点を創出することを目的に、他の公共施設でも『HONYAL』による小型書店の開設机を進めています。
今後の展望
『はれっぱえほん館』のオープンを皮切りに、トーハンとオカモトは、地域密着型の書店実現に向けて協力を強化していく方針です。今後、個人事業者や地方自治体にも『HONYAL』の利用を促進し、ユニークな書店が全国各地に誕生することを目指しています。これにより、文化的な交流が活発化し、地域の人々に新たな価値が提供されることを期待しています。
また、今回のオープンを通じて、南幌町の地域活性化に貢献し、絵本文化の普及を一層促進することが求められます。子どもたちの読書体験を豊かにし、地域全体が一体となって絵本を通じたコミュニケーションを育む場として、今後の活動に注目していきたいと思います。